ルグランのデジタルマーケティングBlog | Convince & Convert
~買いたくなるキモチにさせるしくみとシカケ~

【SES】企業訪問レポート~AKQA~ 

2014/4/17 木曜日

SES視察ツアー最終日の現地企業訪問。ロンドンでなかなか予約が取れないと言われるステーキハウスで参加者の皆さんとボリュームたっぷりランチをいただいた後、クリエイティブエージェンシー「AKQA」本社を訪問。International Strategic ServicesのDirectorであるMr. Bagwellに案内されオフィス中心のミーティングスペースへ。「クライアントのお手伝いをすることは私達にとって、とても大切なことです。」と私達の訪問を温かく迎えて下さいました。

Mr. Bagwellは、まずはAKQAについて、そして、事例紹介。オフィスツアーの後、まだ、社員にもあまり知られていない特別な場所「the room」を案内すると、今日の予定を説明。「the room」が何かは全く想像がつかないものの、ヒミツっぽい感じの説明にテンション高めにスタート。AKQAの成り立ちから、数々の事例について、その背景や結果など詳しいお話をしていただき、また、ルグランの視察ツアーのメリットである「少人数制」が功を奏し、参加者の皆さんからの数々の質問に対して丁寧にお応えくださり、「the room」を体験する時間がなくなってしまうのではと心配になった程、熱いディスカッションとなりました。

【ロンドンの中心部からほど近いところにあるAKQA本社。外観、インテリア、そして、いただいたドリンク、スイーツに至るまでシンプル&スタイリッシュでした】

そして、次はワークスペース、ミーティングルーム、そしてカフェテリア、キッチンに至るオフィスの隅々まで案内して下さいました。AKQAのメインクライアントであるナイキをサポートしているチームは大きなスペースを占め、また、あちらこちらにナイキシューズがディスプレイされていて、その方法もとてもクリエイティブ!新しいアイディアが生まれる雰囲気がたっぷりの空間でした。そして、ロンドンオフィスの中の約170名のスタッフがナイキチームをサポートしているお話を聞き、その規模の大きさにも驚かされました。経営者として非常に興味がある、AQKAの採用戦略について聞いてみました。クリエイターとして優秀であり、また、大きなチームの一員として働く上で重要なコミュニケーション力も高い人材を、どのように発掘・採用しているのかという質問に、Mr. Bagwellのアドバイスは「急がないこと。優秀な人ではなく、価値観が合う人を採用すること」。これには深く同意をしました。

【AKQAのメインクライアントであるナイキの専属チームデスク近辺は、あちらこちらにナイキシューズが飾られていました。その方法もクリエイティブ!】

オフィス内のミーティングルームは、どこもいっぱいの様子。その理由を聞くと、「AKQAはコンペには基本は出ないことにしている。その代わり、クライアントがオフィスにきて、いろいろと質問をしてもらう。それらの質問に対して答えることで、AKQAがどのような会社なのか、また、どのようにサポートをするかを理解してもらう。そのための空間と時間を創るということを実践している」とのこと。まずは、人として理解し合うことが、パートナーとして目標に向かって進み、結果を出すためには重要である。そのためには、コンペでは自分達をアピールするのではなく、顧客との徹底理解から始めることがAKQA Wayなのだ、ということなのでしょう。そして、これが他のエージェンシーにはない、彼らの強さなのだと感じました。

いよいよ「the room」へ。暗めであまり大きくない部屋に見たことがないような様々な機器が置かれ、映画「Back to the Future」に出てくる博士のような人による「the room」の目的とその最先端技術を説明。その後、現在注力している技術を体験する機会を作って下さり、これには参加者全員、大興奮。あまりのexcite振りに、部屋にある機器を壊しそうになる程でした。

【「the room」で最新技術を体感中の大和広告社長、花﨑氏】

Mr. Bagwellによるビジネスに関するお話、そして、「the room」での体験。いずれにしても、AKQAという会社が大切にしていることは徹底した顧客理解。通常の企画は勿論、これから起こる新しい技術を「the room」で研究・開発し、顧客に将来何が起きるかを伝え、共に体験し、顧客の将来に繋げる。巷で言われている顧客理解とは異なるスケールの大きさに、多くを学び、刺激を受け、充実した訪問となりました。

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ルグランでは、今後も、デジタルマーケティングの最新情報を収集すること加え、クライアントへの企画から経営に至るまで様々なヒントが得られる現地の企業を訪問など、皆さんのお役に立てる海外視察ツアーを企画して参りますので、ご興味がある方は、是非、お問い合せください。

【ルグラン海外視察ツアーのお問い合せ】
メール:info@LeGrand.jp
電話:0120-066-898(フリーダイヤル)

(by 山辺仁美, Co-CEO, Le Grand)


【SES】企業訪問レポート~SOMO~ 

2014/4/10 木曜日

SES視察ツアー最終日の恒例となっている現地の企業訪問。今回はモバイルソリューションカンパニー「SOMO 」とクリエイティブエージェンシー「AKQA」。ツアースケジュールがタイトなため、訪問時間も限定されていたにも関わらず、2社とも予定を超える時間をかけて、オフィスツアー、事例紹介、そして現在取り組んでいる施策について丁寧に説明して下さり、「おもてなし」のレベルの高さに多くを学ばせていただきました。

まず、最初の訪問企業「SOMO」は、オーバーチュアのヨーロッパを立ち上げ、その後、SEM専業代理店「The Search Works」を設立し、イギリスのナンバーワン SEM 専業代理店にまで成長させた Nick Hynes が2009年にスタートしたモバイルソリューションに特化した代理店です。アウディ、デイズニー、ドミノピザなどの大手企業をクライアントに持ち、マーケティングの戦略立案から、アプリの開発、広告の管理運用、効果測定まで幅広くサポートしています。


オーバーチュア時代からの旧知の仲であるNickと山辺

2012年に彼らのオフィスを訪ねた時は、ロンドンの街中にオフィスを持つ社員20人ぐらいのこじんまりとした会社でした。それが、ここ数年で従業員180人、世界6ヶ国に拠点を拡大し、オフィスもロンドンの街中からIT系新興企業が集まるシリコン・ラウンドアバウトと呼ばれる地域に移転。更に、高い成長率が評価され、今月に入り追加の資金調達も実現し、ロンドンで最も注目される企業へと成長していました。

「SOMO」のクライアントの一つであるアウディとの取り組みについて話を聞く中で印象に残ったことは、顧客との強い信頼関係。技術が日々進化する中で、何が最新の技術で、それをどのように活用したら良いかについては、クライアント、代理店ともに答えはありません。そのような状況で重要なことは、クライアントのゴールに対して、代理店がどれだけ親身になれるのか。そして、クライアントと共に考えていく機会を作り続けていくことで生まれてくる強い結びつきであると感じました。

「SOMO」のオフィスの入り口には「THE LAB 」という場所があり、ここにはガジェットが幅広く取り揃えられていて、クライアントに最新の技術を体験してもらうと同時に、これからの施策を一緒に考えるために使われているということでした。そして、アイディアを形にするためにはスピードが重要ということで、手法はアジャイル開発。そこで考えられた企画は6週間程度でアプリ化されるそうです。

Googleグラスの活用方法について様々な検討が行われている最中とのことで、実際に私も参加者の方々とGoogleグラスを体験させていただきました

クライアントと代理店が一緒に考え、テストに投資をしていく考え方を創る力とそれを短期間で実現するスピード感がある「SOMO」。これが「SOMO」の成長の理由の一つだと今回の訪問で強く感じました。

次回は2つ目の訪問企業、「AKQA」についてレポートします。

マフィン、クロワッサン、フレッシュジュース、コーヒー&ティーをいただきながらブレックファーストミーティング。(ロンドンの食事が美味しくないというのは過去のこと。ロンドンの食生活、充実していました。)

(by 山辺仁美, Co-CEO, Le Grand)