2015.12.17 | クリエイティブ
12/1‐2に東京国際フォーラムで開催されたアドテック東京において、ルグランが手がけた、建設業界のイメージアップを目的としたキャンペーンの詳細を発表しました。

<ルグランルームでの発表の様子>

建設業界に対しては、キツイ・キタナイ・キケンな「3K職種」というイメージも強く、建設業界を志す若い人たちが少なくなっています。実際、東洋経済が発表した、来春卒業する大学生の就職人気ランキングを見ても、上位200社の中には、大手ゼネコンを含め、建設会社は1社もランクインしていません。
参考リンク

現在、建設業界で働く人の約1/3が55歳以上で、今後、10年以内に、その多くが引退する一方、29歳以下の就労者は全体の10%に留まっています。特に地方の建設会社の状況は深刻で、社員の「平均年齢」が55歳といった会社も珍しくありません。

このまま、建設業界の就労人口が減り続けると、東京オリンピックや東日本大震災の復興への対応はもとより、今後、老朽化が急速に進む全国の道路や橋など、社会インフラの整備を担う人材も足りなくなることが懸念されます。

こうした状況の中、ルグランでは、中堅中小建設会社の全国団体である「どけんやナビ有限責任事業組合」からの依頼にもとづき、建設業界のイメージアップや、雇用の促進を目的とするキャンペーン “Log of Mud”を企画し、その詳細をアドテック東京・ルグランルームにて発表しました。

Log of Mud キャンペーン特設サイト

当日は、建設・広告業界のメディアや関係者の方々が集まる中、本キャンペーンを受託したルグラン代表 泉のほか、本キャンペーンの企画に携わったクリエイティブディレクターの田中淳一氏、多摩美術大学教授でルグランのアドバイザーでもある佐藤達郎氏、さらには映像制作を担当した太陽企画のプロデューサー大石暉氏らと共に、本キャンペーンの企画意図や、撮影の苦労話などを振り返りました。


 <弊社代表 泉より、クライアントの課題と本キャンペーンの目的について説明>

<企画の誕生ストーリーについて話すクリエイティブディレクター・田中淳一氏>

<太陽企画プロデューサー・大石暉氏から映像制作の舞台裏についてのお話>

このキャンペーンは、全国5ヶ所の建設現場で働く、男女5人の「土建屋さん」の仕事や生き様に焦点を充てたストーリーを、建設業界や土建屋さんの仕事には、特に興味や関心のない人たちにも、興味をもって見てもらえるよう、ある仕掛けを加えていますが、その詳細については、ぜひ、”Log of Mud” キャンペーン特設サイトをご覧下さい。

<会場内に置かれた陶器とスマホのヒミツとは…?>

<企画の検討過程について解説する多摩美術大学教授・佐藤達郎氏>

ルグランでは、持続的な成長を求めるクライアントの期待や要望にお応えする形で、マーケティング本来の目的ともいえる「需要の創造」というクライアントの課題を解決すべく、最新の映像表現技術なども取り入れた、キャンペーンの企画や動画をはじめとするコンテンツの制作など、クリエイティブエージェンシーとしての活動にも力を入れています。

自社の商品やサービスに対する認知を広めたい、より多くの消費者に、買いたい・使いたいと思ってもらえるよう働きかけたい、といった課題やニーズをお持ちの企業や団体のみなさま。ルグランでは、社内外のクリエイターとタッグを組み、みなさまの課題解決のお手伝いをしています。

どうぞ、お気軽にご相談下さい。

メール: info@LeGrand.jp
電話: 0120-066-898

<関連リンク>
ルグラン 新プロジェクトを発表

ちょっと変わったアート展のお知らせ

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2015.12.04 | セミナー
12/1~2にわたり、東京国際フォーラムで開催されたアドテック東京におきましては、弊社もブロンズスポンサーとして協賛をさせて頂くと共に、会場内のプレミアムセミナーエリアにおきまして、『The Room – experience first. マーケティングの未来がここにある。』というテーマで、特設のセミナー会場『ルグランルーム』を設け、2日間で、合計11セッションを開催しました。


『ルグランルーム』では、マーケティングの最前線で活躍するプロフェッショナルの方々による充実のセッションに加え、クリエイティブエージェンシーとして本格的に活動を開始した弊社の最新プロジェクトのご紹介なども行わせて頂きました。

おかげさまで、師走かつ月初という忙しい時期にもかかわらず、各セッションとも、多くの方々にご参加を頂くことができました。お忙しい中、ご参加を頂いたみなさまには、改めまして、深く御礼を申し上げます。

 ルグランでは、今後も『experience first.』をモットーに、ウェブサイトやモバイルアプリのデザイン・構築はもとより、買いたいキモチにさせるコンテンツの企画・制作、さらには消費者に嫌われない広告体験の実現等々、最良のユーザーエクスペリエンスをデザインすることを最優先の課題と位置付け、クライアント様のマーケティング戦略の企画・立案・実施のお手伝いをして参ります。

 なお、『ルグランルーム』にご参加頂けなかったみなさまには、今後、各セッションの内容については、本ブログでも順次、レポートを掲載していく予定ですので、どうぞ、お楽しみに。


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2015.11.06 | セミナー
秋の実りからイベントが増える今日この頃。ルグランでもイベント目白押しです!近々行われるイベントを一挙ご紹介。

CNET Japan Conference 2015がいよいよ来週 11/10(火)に開催されます。
先日よりニュースレターでご案内させていただいておりますが、弊社代表泉が「DMPからEMPへ~データではなくエクスペリエンスを支配せよ~」をテーマに登壇いたします。泉のセッションでは、ECシステムおよび物流業務、撮影業務、カスタマーサポート業務などECに必要なサービス全般を提供しているSCSKプレッシェンド株式会社のプロジェクト推進部 部長、高橋徹氏にもご参加いただく予定です。ユーザーエクスペリエンスの重要性を誰よりも理解している2人によるディスカッションにどうぞご期待ください。尚、セミナーの残席わずかとなっておりますので、ご興味がおありの方はお早めにお申込ください。

CNET Japan Conference 2015


来月1日から東京国際フォーラムで開催されるad:tech tokyoの会場内に2年振りに「ルグランルーム」が戻ってきます!「Experience First. マーケティングの未来がここにある。」をテーマに最良のエクスペリエンスの実現についてマーケティングの最前線で活躍するプロフェッショナル達に語っていただく予定です。来週からルグランのサイト上で、ご登場いただく方々のご紹介や事前対談の様子をご紹介していきますので、どうぞお楽しみに!

ad:tech tokyo

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2015.10.21 | UX
11月10日に開催される第3回『CNET Japan CMO Award』のセッションに、弊社代表 泉が登壇することが決定しました。

セッションのタイトルは

DMPからEMPへ〜データではなくエクスペリエンスを支配せよ

データを使って人々を「ターゲット」して追い回すだけではなく、顧客視点で、最良のカスタマーエクスペリエンスを実現するために活用してこそ、データは本当の意味でマーケティングに活かされるのではないか、といった点について、ディスカッションします。

ビッグデータがマーケティングを変えると言われて久しいですが、日本では「コンバージョン」や「CPA」といった分かりやすい指標でしか「成果」を測ることを知らない、「第一世代」のデジタルマーケターがまだまだ幅をきかせています。このため、高度な解析力が自慢のDSPも、多様なデータを統合的に解析できるプライベートDMPも、彼らの前では、「リターゲティングツール」に成り下がっているというのが実情ではないでしょうか?

ちょっと大げさに言えば、分かりやすく、即効性があるというソリューションにしか興味・関心を示さない、という日本人の悪習が、データドリブンなマーケティングの実践を妨げているのかもしれません。

EMPというのは、”Experience Management Platform”というルグランの造語ですが、ここには、マーケターが、本当にマネジメントすべき対象は「データ」ではなく、「カスタマーエクスペリエンス」なのだ、という私たちの意志や思いが込められています。

当日は、データドリブンマーケティングを現場の第一線で実践する方々をパネリストに招き、どうすればデータドリブンマーケティングが実践できるのか、また、それを阻む要因・原因は何なのかについて、ルグランが取り組む、EMPの実践例などもご紹介しながら、大いに議論をしてみたいと考えています。

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CNET Japan Conference 2015
日時:2015年11月10日(火) 13:00開演
場所:東京都千代田区神田美土代町7住友不動産神田ビル2・3F
ベルサール神田[会場について]
セミナーお申込みページ


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2015.10.09 | イベント
今回参加したSpikes Asiaでは、広告やマーケティングコミュニケーションに関する最新トレンドといった話に交じり、「どうすれば人や組織のクリエイティビティを高められるのか?」という視点からの、組織論・人材活用論についてのセッションも、いくつか開催されていました。

今回はその中から、店舗の設計・デザインや、店頭プロモーションの企画などのコンサルテーションを行うFITCH社のメンバーによる「オムニチャネル時代に求められるクリエイティビティ溢れるチームの作り方」というセッションについてご紹介したいと思います。

<FITCH社のウェブサイト>

世界各国で、スマートフォンの普及が急速に進む中、FITCH社のクライアントにおいても、ネットとリアルという垣根を越え、どうすれば、一貫したブランドのイメージやメッセージを伝えられるのか、が大きな課題になっていると言います。

コンサルティングの現場では、店舗のデザイン・施工から、モバイルアプリのプログラミングまで、検討すべき領域・項目も多岐に渡っており、もはや、一人のコンサルタントが全ての課題を解決できる時代ではありません。

そのような中、FITCH社では、多様なスキル・経験を持つメンバーが集まり、お互いに意見を交わす中で、クライアントが求めるソリューションを見つけ出すという「アジャイル」的なアプローチを大切にしています。

登壇したYukiko Kawabata氏も、元々はインテリアデザイナーでしたが、FITCHに入社後は、クライアントと一緒に、店舗における最良の「エクスペリエンス」をデザインすることが主な仕事になっているそうです。

<登壇したYukiko Kawabata氏は元インテリアデザイナー>

その他にも、FITCH社には、元建築家・元グラフィックデザイナーなど、多様な人材が集い、お互いが協力・刺激しあうことで、時代や技術が大きく変化する中でも、チームとして、クリエイティブな発想や提案を出し続けられるような組織運営に力を入れているようです。

ちなみに、このセッションは、展示会場内のオープンな場所で開催されているのですが、「サイレント・ステージ」という名の通り、傍から見ていると、殆ど何の音も聞こえません。

<騒がしい会場でもセッションに集中できるサイレント・ステージ>

これは、登壇者の声をヘッドフォンで聴くというスタイルを取っているためで、参加者は周囲の騒音を気にせず、登壇者の話に集中できますし、一方、登壇者の声が展示会場に響き渡って、他のセッションの邪魔になることもありません。

隣のブースに負けまいと、スピーカーのボリュームを最大にして、登壇者が声を張り上げるため、ますます騒音に拍車がかかる日本のイベント・展示会でも、ぜひ導入して欲しいシステムですね。

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