2018.01.12 | ソーシャル

みなさま、あけましておめでとうございます。
ルグランインターンの外園賢太です。

年が明けて寒い日が続き、筆者はここのところは正月の布団が恋しい毎日ですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
本年もどうぞよろしくお願い致します。

さて、先日電車に乗っていると少し面白い光景を目にしました。
筆者が頻繁に使用する某線は遅延が多いことで有名で、その日も停止信号で駅間に停車しました。
普段はあまり気にしたことがなかったのですが、ふと満員電車の中周りを見渡すとその反応は三者三様。
深いため息をついて腕時計を気にするサラリーマンやゲームに夢中で我関せずといった高校生、中でも特に多かったのは一斉にスマホを覗き込みツイートをする人々。
インターネットと現実の繋がりを強く感じる一方、果たして電車遅延に対してどんなツイートがされているのか気になりました。

 

そこで今回はクチコミ@係長の力を借りて、ここ一年(2017/1/12~2018/1/11)の電車遅延に対するツイート(検索キーワード:遅延,線)を簡単に収集・考察してみようと思います。

<頻出関連語TOP20>

(Source:クチコミ@係長)

遅延ツイート内の関連単語や実際の本文を見てみると、単純に遅延した事実や行き場のない怒り、やりきれなさをツイートしたものが多いことが分かりました。
また、固有の線名が含まれているところをみると、特にどんな線で遅延に関するツイートがされているかということも読み取れます。

次に、年間のツイート数推移を見てみましょう。

<年間ツイート数の推移と代表的な遅延理由>

(Source:クチコミ@係長)

 

実は毎日大小問わず起きている遅延ですが、これを見るとやはり、ツイート数には遅延理由が大きく関わっていると考えられます。

本ブログで取り上げたこれら4つの出来事は当時各種ニュースサイトで取り上げられる等話題になりました。意外だったのは、そのニュースサイトやツイッター上に、原因について鉄道会社に非が無くとも鉄道会社に対するヘイトが数多く書き込まれていたこと。

同じ遅延でも目を引く原因があれば大きなクチコミが生まれる。
遅延は鉄道会社にとってはマイナスイメージですから、クチコミ、つまり世間への露出が増えれば「遅延」という一部分の印象が最も拡散され、鉄道会社のマイナスイメージ・ヘイトに繋がっているのかもしれませんね。

ネット上で拡散され大きくなった意見は根拠に関わらず説得力を持つもの。
電車で人々が覗き込んでいたのはツイッターだけでなく、ネットという巨大な意思の顔色だったのかもしれません。

マーケティングにおいても、今やクチコミの持つ力は大きなものとなっています。
一方で、情報の広がり方には細心の注意を払わなければならないことは最早言うまでもありません。

ルグランではデータドリブンなUXデザインを旗印に様々なプロジェクトに取り組み、常にそのノウハウを活かす準備をしています。
「そんなことはわかっているけど実際には何に気を付ければよいかわからない」
何かに悩んだ時、そんな時は是非ルグランにご相談下さい。



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