2014.06.02 | サーチ
デジタルマーケティングのコンサルティング会社、株式会社ルグラン(本社:東京都港区 代表取締役:泉 浩⼈、山辺 仁美 以下ルグラン)は、 2年振りに2014年AKB48選抜総選挙の結果をデータで予測、その分 析結果をブログで発表しました。

今回も前回の予測と同様に、総選挙に立候補したAKB48はじめ各グループの主要メンバーに関するクチコ ミデータについては株式会社ホットリンク、テレビ番組やCMへの出演データについては株式会社エム・デー タより提供を受けました。そして、これらのデータが、過去の総選挙における各メンバーの得票数と、どの ような関係があったのかを統計的に導き出し、そこから今年の選抜総選挙の予測モデルを構築し、選挙結果 を予測・分析する作業を株式会社ルグランにて⾏いました。

上位25名のランキング予測は下表の通りとなり、5/21に発表された速報とは異なり、渡辺麻友が悲願のセ ンターを獲得するという結果が出ました。

2年前の予測では、ブログの書き込み量量とCMへの出演量量を変数とする予測モデルを使って得票数を予測し た結果、上位16名中、15名のメンバーを予測することができました。

しかし、今回の予測で主に参照した2011〜~2013年年の選抜総選挙時のデータを検証してみると、ブログへの 書き込み数やCM出演量量などのデータと、選抜総選挙の得票数との関係が薄れつつあるため、これらのデー タだけで、得票数を予測することは難しくなってきていることが見えてきました。

その一つの理由として、近年、前田敦子・⼤島優子・篠⽥麻里子をはじめ、TVなどの露出が多く、「全国区」で⼈気を得ていたメンバーの卒業が相次いだ結果、名古屋や大阪、博多など地方都市を拠点に活動する メンバーであっても、一定の支持があれば、上位に⼊れるようになってきたというAKB⼈気の「地方区」化が あると思われます。

実際、予測に使っているブログやTwitterなどの書き込みデータも、⼈口の多い、東京など⼤都市圏からの 書き込みの占める割合が多くなる傾向があり、また、TVやCMのデータも、関東キー局での出演情報を使っ ていることから、地方グループに所属するメンバーの得票が過小評価される可能性も出てきています。

これは、イベントなどで地道に活動したメンバーほど、多くのファンの⽀持を得るようになっているという 点で、AKB48の活動が「原点回帰」していることを意味しているとも考えられ、これもまた、ビッグデー タの解析によって見えてきた新たな真実であると⾔えます。

⼀方で、AKB48選抜総選挙の結果について、今後、予測の精度を上げるためには、メンバーの地道な活動 を把握できる新たなデータを⼊手もしくは構築し、それらを予測モデルに加えることで、ファンの⼼理や⾏動に対する理解を深めることが重要になるでしょう。

プレスリリース 2014年6月2日

ルグランでは、今後もデータからストーリーを導きだし、結果を出すための 施策を提案していきます。 予測・分析結果の詳細は、こちらをご覧ください。
【コラム】データで予測するAKB48選抜総選挙2014

[株式会社ルグランについて]
株式会社ルグランは、業界のパイオニア「オーバーチュア」の⽴ち上げメンバーにより設⽴されたデジタルエージェンシーです。この領領域において10 年以上の経験を持つルグランでは、SEMコンサルティングをはじめ、ソーシャルリスニング、アクセス解析や調査分析、また、パーソナライゼーションを基にしたサイト構築など、データを起点にマーケティング施策全体を提案しています。

[本件に関するお問い合わせ先]
株式会社ルグラン ⼭辺仁美
Email: info@LeGrand.jp
Tel: 03-6447-4567

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