2015.11.26 | ビッグデータ
アドテック東京の「ルグランルーム」にご登壇いただくスピーカーの方々との事前対談。今回は、SCSKプレッシェンド株式会社の高橋徹氏との対談の様子をお送りします。

SCSKプレッシェンドは、ECシステムおよび物流業務、撮影業務、カスタマーサポート業務などECに必要なサービスすべてを一貫して提供。高橋氏はWEBアクセス、購買データ、お客様の声など蓄積されたデータを活用し、クライアントのECサイトの売上向上を実現するためのさまざまな提案をされています。その中で、高橋氏はデータをマーケティングに上手く活用していない企業が多いと感じるとのこと。


データのマーケティング活用が進まない理由
主観的な仮説を立て、それを補強する小さな事実だけに目を向け、「データは無くとも分かる」と決めつけるマーケターが多いことが、データのマーケティング活用が進まない理由の一つではないかと、高橋氏。それを実証するために、あるマーケターが思い込んでいる「妻は夫の洋服もついでに買うことが多いと思う」という仮説について、その企業の顧客データを分析したそうです。分析の結果、自分の洋服を買うついでに夫の分も買ってくれる優しい奥さんは8.5%しかいなかったことが判明。データに目を向けないと、妻が夫の分も買うケースが多い、という事実とは異なる仮説を基にマーケティング戦略を立ててしまう可能性がある。これでは企業は売上アップどころではない。

データと向き合う

データと向き合う姿勢が欠けているマーケティング担当者が多いことが、データのマーケティング活用が進まないもう一つの理由ではないかとのこと。詳細データがあり、また、高度な分析ツールがなくてもExcelを使った集計で分かることは多いはずなのに、「分析」というと腰が引けてしまうマーケターが多いと感じでいるそうです。データを活用しマーケティング戦略を立てるには、マーケティング担当者のスキルアップが課題と言えそうです。

【高橋氏の登壇スケジュール】
12月1日(火)16:40 ~ 17:20
場所:東京国際フォーラム アドテック東京会場内 ガラス棟 G508
セッションタイトル:
正しいデータとの向き合い方、教えます。

ルグランルームにお越しいただくためには、アドテック東京のビジターパスが必要になります。(無料)
こちらからお申込ください。
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