2016.07.07 | UX

この記事を読もうとしたあなた。もしかすると、手元にコーヒーがあると思います。
なぜならば、日本人は一週間で平均で約11杯ものコーヒーを飲んでいるというデータがあり、日本人はコーヒー好きな国民だと言えるからです。
私自身も、気付いたらコーヒーを片手に過ごす毎日となっています。
コーヒーを飲むシーンは実に様々。仕事をしながらオフィスで飲んだり、談笑しながらカフェで飲んだり、眠気覚ましに車内で飲んだりと。私たちはそのシーンに合わせて、喫茶店・カフェ・コンビニというような、コーヒーを提供してる”場”を使い分け、ホッと一息ついています。

そんなコーヒー業界では近年、実店舗だけでなく、各社デジタルの面にも力を入れています。今回は、O2Oやオムニチャネルと言われるような事例をご紹介します。

まず、5月に配信されたスターバックスのアプリでは、シロップやミルクなどを自分好みにカスタマイズしたドリンクを登録し、店頭で提示することで、注文時間が短縮できるという工夫もされています。また、スターバックスカードとクレジットカードをアプリに登録し、画面に表示されたバーコードをレジで見せることで、商品の支払いができるようになっています。

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利用者に対し、カード決済をするとポイントが貯まる、5000円チャージすると一杯無料券が付いてくるキャンペーンなどの施策を行うことで、アプリを使うことのメリットを提示しています。

一方で、実際に利用してみるとカード情報の登録方法など、もう一工夫ほしいと思う箇所があり、スタバファンとしては更なる進化を期待したいところです。

そして次に紹介するのは、会社からもほど近い「THE COFFEE SHOP 代官山店」。

ここは毎回8種類のコーヒー豆から、自分の好みのものを1つ選ぶと、店員さんが丁寧にコーヒーを淹れてくれます。
また、「自分に合ったコーヒー豆がわからない」という人に対して、Webサイトにて「BEANS NABI」というコーヒー診断サービスを展開。好きな焙煎度合やフレーバーを選ぶことで、利用者に合ったコーヒー豆をレコメンドしてくれます。もちろん、コーヒー用語もしっかり解説。
コーヒー上級者だけでなく、これからコーヒーを本格的に楽しんでみたい、という人にも親切な設計となっています。そのコーヒー豆が気に入ったら、Webサイトにて購入も可能です。

また、店内にいて目を引くのが、壁にかけられているこのタブレット。

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このタブレットで写真を撮ると、そのお店のSNSアカウントから、コメント付きで写真を投稿できる仕組み。

コーヒーが好きな私たちは、様々なシーンでコーヒーを必要としています。
忙しい朝は、スターバックスで時短コーヒー。豆にこだわりたい時はTHE COFFEESHOP。どちらもコーヒショップではありますが、それぞれのスタイルは異なります。
お客さんが何を求めてコーヒーを買いに来るのか、お客さんが期待するエクスペリエンスは何か、を理解することで、今後、どのような点を改善すればいいのか、また、どんなOpportunityがあるのかが見えてくるのではないのでしょうか?

ルグランではワークショップを通じ、エクスペリエンスマップを作成。そこから見えてくるOpportunityを洗い出し、UXの最大化をお手伝いします。

さあ、コーヒーを片手に、ルグランとエクスペリエンスについて一緒に考えてみませんか?

[データ参照元]
全日本コーヒー協会



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