2016.11.04 | UX

体育の日を過ぎると、寒さに耐えながら出勤する朝が、ぽつぽつと出てきました。

朝夜が寒いなと感じる度に、服を買いに行こうかとぼんやり考えていた時には、日ごとに最高気温が下がり始めていた頃でした。

アメリカンイーグル_1

そのような中、家の近くに『アメリカンイーグル』が出来たと聞いた週末、早速その店舗へと足を運びました。身体が小さくない私には、アメリカンサイズでリーズナブルなこのブランドは何かと使い勝手が良く、近くに店舗が出来たと聞くと、いてもたってもいられなくなったのです。

良さそうな服を数点みつけ、レジへと続く列に並びました。ふと、レジの方に目をやると、店員が「会員証をお持ちですか?もしお持ちでないのなら、LINEでアメリカンイーグルを”友だち追加”して頂くと、今回からポイントを貯めることができます。」とお客さんに丁寧に説明しているのが聞こえてきました。普段、あまり会員証やポイントカードを持ち歩かないのですが、LINE・友だち追加・ポイント、という単語に興味を惹かれ、列に並びながら、早速アメリカンイーグルの公式アカウントを探すことに。

公式アカウントを友だち追加し、出て来たトーク画面(チャットをする画面)がこちらです。

       <トーク画面>                <会員カード画面>

アメリカンイーグル_2

この画面に表示されたバーコードをスキャンすれば、その場でポイントを貯めることが出来ます。

従来では、会員証やポイントカードを発行する際、店員さんに「すぐ出来ますよ」と言われつつ、用紙に名前や住所などの情報を書く作業が必要でした。ですが、今回私が経験したのは、LINEで公式アカウントを見つけ、友だち追加するだけという、スムーズな体験でした。

調べてみると、AMERICAN EAGLE OUTFITTERS(以下AEO)が、LINE ビジネスコネクトを活用した、メンバーシップサービス「AEO FRIENDSコネクト」を、今年リリースしたようです。上述したように、公式アカウントを友だち追加するだけで、ポイントカードが発行され、そのバーコードを読み取ることで、利用者の購入履歴や購入店舗の情報が蓄積されたのち、パーソナライズされた情報・クーポンを提供する仕組みとなっています。このようなLINEビジネスコネクトを利用したメンバーシップの機能は業界初とのこと(2016年5月時点)。

既に、利用者の個人情報を登録するサービス、「AEO FRIENDS」と呼ばれる登録制ポイントプログラムがある一方、個人情報入力をさせずに、顧客と接点を持つことができる「AEO FRIENDSコネクト」 は、仮会員証といったところでしょうか。しかし、”仮”だとしても、会員登録のステップを簡略化しつつ、きちんとデータを収集し、One to One でコミュニケーション出来るというのは、顧客・企業の双方にとって、とても大きな意味を持つと感じます。また、ECストアとの連携もできるそうなので、AEOは今後とも、よりパーソナライズされた顧客体験を提供していくのではないのでしょうか。

ルグランでは、ビッグデータ分析やアクセス解析、効果検証を基に、クライアントの方向性を定め、次へのアクションへと促すお手伝いをしております。データドリブンマーケティング等についてのご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

[参考]

ネットショップ担当者フォーラム

BLUBLO



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