2017.03.16 | UX

こんにちは!
ルグランでインターンをしている筑波大学の小山田です。
人工知能に関する記事も第4回目の今回は、白黒画像の色付けについてです。

「人工知能って?」のバックナンバーは、こちら。 part1 , part2, part3

今回は白黒画像へ色付けの話です。
前回は線画の自動彩色でしたが、今回は白黒画像への着色です。
違いとしては、線画着色は「絵」が対象になりますが、白黒画像の着色は「写真」が対象となります。
厳密さに欠ける気がしますが、イメージとしては上述のような話です。

早速、試してみます。
こちらのサイトで試すことができます。
下の画像が実際のカラー画像です。



これを白黒画像にすると、以下のような画像になります。



この白黒画像に色付けを行うと、



このような画像が得られます。
個人的には予想以上の画像が出てきて驚きました・・・!
画像内の花(ひまわり)を黄色に着色できています。
ピンクや白などのよくある花っぽい色をつけるだけかと思っていましたが、きちんと黄色に着色できるんですね。

この成果は早稲田大学によるものです。
他の実験結果及び詳しいことはこちら

この白黒画像の着色の面白い点は、過去の写真を着色できる点だと思います。
モノクロでしか残っていない過去の風景や人物の写真は多くあります。
それらを綺麗なカラー画像に変換できたら、面白そうですよね。
どこまでその当時の色合いが再現されるかは、当時のカラー画像がない限り確かめようはないのですが、一定の需要はありそうです。



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