2017.05.12 | コラム

皆さんこんにちは。ルグランインターンの外園賢太です。

今回は就職活動に焦点を当ててクチコミ分析をしてみたいと思います。

突然ですが、インターンシップという言葉をご存じですか?最近特に聞く機会が増えた方も多いのではないでしょうか。

今日本で盛んに行われているインターンシップとは、企業が学生に対して就業体験を提供し、学生側はそこで実際の体験を通して企業や社会への理解を深めるという活動のことを指します。期間や形態は様々で、1日のものから数か月に及ぶものまで存在します。

「インターンシップ」というワードでのクチコミ量は少しずつですが年々増加しており、その注目度が高まっていることがわかります。

情報化社会と呼ばれる昨今、企業についての情報収集が非常に容易になりました。

その結果働く環境の悪い部分が目立つようになり、「ブラック企業」という言葉が生まれたことは記憶に新しいと思います。

労働の理想と現実のギャップ。この不安に対する危機感が、実際に体験が出来るインターンシップへの関心を集めたのかもしれません。

また、関心を集めている年代にも注目してみると…

このように、就職活動生に限らず20代未満からの注目度も年々増加していて、より早いタイミングで働くことへの関心を持っている人々が増えているということもわかります。

実際に、「若手社会人就労意識ギャップ調査報告書(日本経営協会)」によれば、就業環境に対して入社前と入社後の悪いギャップは減少傾向にあるという結果が出ています。

これは、インターンシップを通して企業の就業環境に対する学生の理解が深まっている傾向にあるからだと考えられます。

そういった意味では、体験から労働への理解を深め、意欲を促進させるインターンシップという活動は優れたUXデザインであるとも考えられるでしょう。

ただし一方で、入社後に就職活動をやり直したいと考える人も増えている現状もあります。

実は就業環境に対するギャップは改善されているのですが、報酬やキャリア形成に対するギャップは改善されていないのです。従来のインターンシップでは体験できないこの部分をどう解決していくかが、今後大きな課題となりそうです。



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