2017.09.14 | UX

これから始まる新プロジェクトを目の前に、「お客様の満足度の追及が一番の目的」と理解しつつも、さて、何をすると満足してもらえるのか….。と私が迷走しはじめたところに、実際体験した、浅草にある1軒の珈琲店の話を少しさせていただきます。

「売り物は、珈琲であること」
その珈琲店は、以前から雑誌等に掲載される程の有名店。ですが、私が知るキッカケとなったのは、ラジオでパーソナリティーとのやり取りを聴いたことに始まります。

数分の中で、オーナーが如何に珈琲を好きか、それを皆さんに感じてほしいという気持ちがラジオから聴こえてきたように感じました。私は毎日珈琲を飲むのですが、産地や豆にこだわることはなく、「珈琲」という飲み物が好きという程度でしたが、一度、行ってみよう。と思える程のオーナーの珈琲知識と熱意に、珈琲自体に興味を持ち始めました。

「でも、珈琲だけではないということ」
かといって、すぐに豆の知識や道具などに凝ることも出来ないので、まずは、お店にいってみよう。その後、本当に自分にとって興味のあることなのか、考えようと思い、番組後「行ってみようかなぁ」とtwitterに書き込んだところ、「お待ちしております」とのリアクションをいただきました。また、フォローされたことで、一気に、有名で、いつか行こうかなと思う珈琲店から、少し知っている珈琲店になりました。

その後のフォロワー数の激増、日々の書き込みへのリアクション、そして適度なお店の宣伝と、この1か月弱タイムラインをみているだけでも、かなりの顧客(私の様な見込み客を含む)を得たように思います。

珈琲だけなら、今はコンビニでも美味しい珈琲が買える時代に、わざわざ浅草まで出向き、かつ、コンビニより高い珈琲を飲むという、その特別感。これらは、売っているもの以外の価値として、私の中に存在してしまいました。この経験が、今のプロジェクトに上手に活用出来るのか。まだしっかりと分析出来ていませんが、第三者からの視点を交えて、こういったご経験のある方は、是非、ルグランにその体験をお話頂けませんでしょうか。そこから見えてくるものを、様々な目線で分析し、お客様の満足を高めるご提案サービスを行ってまいります。



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