2017.09.28 | UX
 スポーツ観戦をしていると、あらゆるスポンサーのロゴが目に入りますよね。サッカーであれば、スタジアムの看板や、選手のユニフォームなど。とにかく、テレビに映りそうな場所にスポンサーロゴが付いておりますが、そのロゴを注視して見ている人は少ないのではないかと思います。

 
スイスで開催された「FISアルペンスキー世界選手権2017」にて、アウディ・スウェーデンは出場する選手のユニフォームに通常であれば表記される企業のロゴを、数字とアルファベットからなる“記号”に置き換えるという取り組みで大きな注目を集めました。
なぜ、記号にしたのでしょうか。こちらの動画をご覧ください。
 

大会の中継を観ている視聴者が、SNSにて放送中に「#AudiLogoSwitch」を付け、その選手が付けている記号を投稿すると、先着10名にスキー用品などのプレゼントが当たるというキャンペーンを展開しました。最初に投稿した一人目は、選手の腕が付けられた記号が放送されてから2.98秒後にはツイートしていたとのこと。

また、このユニフォームを着ていた選手は表彰台にも上がり、テレビ中継などを通じ、およそ2,793,000人にリーチされたといいます。
 
 
冒頭で述べたように、スポーツの大会ではあらゆるスポンサーロゴが目に入るので、そこで記憶してもらうのは中々難しいもの。一方、今回のアウディの施策は、英数で作られた記号というあえて記憶しづらいものを記憶させることで、視聴者にとって忘れられないエクスペリエンスとしたのではないでしょうか。ブランド認知のみならず、アルペンスキーというスポーツの認知拡大にも繋げた、大変考えられた広告コミュニケーションであったと思います。
 
ルグランでは、ブランディングに関する相談を行っており、また、確かな分析をもとに、SNSを活用した企画提案も行っておりますので、お気軽にご連絡ください。
 
 
[参考サイト]


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