今年の6月に、フランスのカンヌにて世界最大級の広告の祭典「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」が開催されました。ルグランでは来週の8/8(木)に、自他共に認める“カンヌウォッチャー”、多摩美術大学教授 佐藤達郎氏と、株式会社 DECEM取締役CCOの小川丈人氏をお招きし、カンヌの様子や話題となった作品などを包括的に解説する『カンヌライオンズ報告会』を開催いたします!
今日はいよいよ来週に迫った開催に先駆け、今年のカンヌライオンズでグランプリを獲得した、『adDRESS THE FUTURE』についてご紹介します。
ファッション業界にとって”環境問題”は重要なテーマです。ファッションが地球に及ぼす影響は深刻な問題である一方で、SNSを手足のように扱うデジタルネイティブ世代は、自身のSNS上にアップした写真で着用した服は、2度と同じ服でアップしたがらない傾向にあるとのこと。そこでノルウェー発のアパレルブランド「CARLINGS」では、自身の写真を「CARLINGS」のサイト上にアップロードすると、3Dデザイナーがユーザーのポーズに合わせて、実際に服を着たように調整。完成した画像はユーザーのSNS上でシェアすることができるサービスを展開しました。
この施策の新しいところは、「環境の配慮」という問題に対し、「環境への影響が皆無」な目標を掲げ、チャレンジしたキャンペーンであるという点でしょう。
この施策は今年のカンヌライオンズにて評価され、見事Digital Craft部門でグランプリを受賞。「CARLINGS」の名は、一夜として有名になりました。
セミナー当日は、カンヌで話題なった作品や受賞作などについて、佐藤氏・小川氏に解説いただきます。長年カンヌに足を運ぶ”カンヌウォッチャー”ならではの視点で、国内外の最新事例についてお話しいただけるというのが、本セミナーの大変な魅力の一つでしょう。
カンヌライオンズ 報告会の開催がいよいよ来週に迫り、残席が残りわずかとなっています。ご興味のある方は、お早めにお申し込ください。