2020.11.26 | コラム

気温がどんどん寒くなり、本格的に冬が近づいてきていることを感じる今日この頃。12月と言えばクリスマスシーズンで街も活気づき世間が浮かれだすイメージがありますよね。
しかしながら今年は新型コロナウィルスが世界的に流行してから初めてのクリスマスシーズンです。毎年このシーズンの到来を感じさせる各社の広告も、既にその影響を感じさせるものになっています。

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まずはイギリスの小売業界団体、British Retail Consortiumが制作したラジオCM。内容は、サンタクロースがイギリスの市民に「今年のクリスマスは早めに買い物を済ませましょう」と呼びかけるというものです。オフラインでの買い物で混雑を避けるためというのは勿論、オンラインでの買い物が増えることを見越し、流通に影響が出ないよう、早めに買い物を済ませてクリスマスを安全に楽しみましょうという呼びかけでした。

続いては宅配ピザチェーンのPapa John’sの施策。クリスマスシーズンは家族や友達でピザを注文して自宅で楽しむ方も多いと思いますが、そんな繁忙期のシーズンにPapa John’sが公開したプロモーション動画がこちら。

内容は、「今年のクリスマスのPR施策を考えた時に、ファンシーな動画を制作するのではなく、ホームレスや貧困といった問題に取り組むために、CrisisTrussellTrustとチームを組みました」というもの。
 
また、Burger Kingはこんな広告を出しました。
 
 
「こんなことをお願いすることになるとは自分達も全く予想していませんでしたが、今みなさまの協力がどうしても必要です。(感染症の対策のために)宅配サービス、お持ち帰り、ドライブスルーをご利用ください。そのためであれば、勿論ワッパーがいつでも最高の選択肢ではありますが、ビッグマックも悪くないと思いますよ」普段は他社をいじるような広告を繰り出しているBurger Kingですが、こうした有事の際にはそのライバル関係(?)も利用して良い話風に持っていく、面白い広告となっています。
 
新型コロナウィルスの猛威がなかなかおさまらない中でのクリスマスシーズンの広告施策は、ソーシャルグッドなメッセージを発信しつつ、安全に配慮して楽しんでいくというのが一つのテーマになっているようです。
 
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