2020.08.06 | コラム

新型コロナウィルスの影響の中で最も大きなものの一つが「リモート化」。他人との接触を可能な限り避けるため、会議をビデオ通話で行ったり、自宅で仕事をするようになった人も多いのではないでしょうか。

一方でコロナの影響で大きな打撃を受けているのが観光地です。むやみに人を呼び込むわけにもいかず、店じまいを余儀なくされているサービスも多いのが現状です。カリブ海、西インド諸島の島国・バルバドスもそんな影響を受けた観光地の一つです。

そこでバルバドスは、国として「Barbados Welcome Camp」という、1年間バルバドスに移住できるビザを発表。インターネット環境があれば仕事ができるリモートワーカー向けに、世界でも有数の観光地で仕事をしませんか?というメッセージを発信しました。

この施策のポイントは、
1.可能な限り大勢の人を呼び込もうとしているわけではないこと
2.入国者一人当たりが落としていく金額を上げようとしていること
3.コロナの影響でリモートワーカーが増えていることを踏まえた施策であること
この3つだと考えられます。観光客として人を呼び込もうとすると、どうしても一人当たりが滞在する期間はあまり長くありません。その上で成果を上げるにはより多くの観光客を呼び込む必要があり、それは今の状況では現実的ではなく、かつ感染者を増やすリスクにもなります。そのため、リモートワーカーが増えている状況を踏まえて、入国する人がより長い期間滞在でき、一人当たりが国に落としていく金額を増やせるという、「コロナ禍でいかにして誘致施策を行うのか?」という課題に対する一つの答えだと言えます。

ルグランでは、こんな状況だからこそ様々なマーケティング施策のお手伝いをしています。興味のある方はページ下部の「Contact Us」から是非ご連絡ください。



Back to Blog Top