2021.05.20 | UX

新型コロナウィルスの影響で利用する機会が増えたオンラインのショッピングサービス。日用品、服、食事など、スマートフォンからすぐに注文できるようになり、コロナ禍での生活を支えてくれているサービスとなってくれています。一方で街に出て実際の店舗に足を運ぶ機会は減り、たまたま見つけた商品を気に入って購入したり、店員さんにオススメを聞いたり相談しながら商品を選ぶという体験をすることはほとんどなくなりました。

 店舗は店舗で様々な感染症対策を実施する一方で、三越伊勢丹ホールディングスが3月にスタートしたのが仮想空間でショッピングを楽しむことができるスマートフォン向けVRアプリ「REV WORLDS」。

アプリ内ではなんと新宿東口エリアの一部が再現されており、ユーザーは自分のアバターを作ってエリア内の散策や買い物を楽しむことができます。この「バーチャル伊勢丹」は24時間アクセスすることができ、気に入った商品があれば直接三越伊勢丹のオンラインストアにとんで購入も可能。

自宅から買い物をするだけであれば、勿論各種オンラインショップを利用すれば済む話ですが、本来のショッピングという体験は、商品画像と説明文から欲しいものを判断し購入手続きをするだけではなかったはず。今後ユーザー側のインターフェースやサービス側での接客等のクオリティが上がれば、百貨店ならではの強みであるオフラインでの顧客とのコミュニケーションによる購買促進を、仮想空間上でも再現できるのではないでしょうか。

自宅にいる時間が長く家にいながら欲しいものが手に入るようになってきた今、次のステップとして仮想空間での様々なエンターテイメントの再現が期待されます。

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