世界的に新型コロナウィルスワクチンの接種が進んでおり、日本でも医療従事者・高齢者へのワクチン接種が始まっていますね。日本では、ワクチン接種の担い手や会場の不足が課題としてあげられていますが、海外ではどのような状況なのでしょうか。
例えばアメリカでは、高齢者へのワクチン接種が一通り終わった一方で、最近では、全体のワクチン接種のペースが鈍化傾向にあり、若い世代への接種率を高めることが課題としてあるそうです。
このような背景もあり、大手ビールメーカーである「Budweiser」は、ワクチン接種をした人に無料でビールをプレゼントするキャンペーンを展開。参加方法は、ワクチン接種を証明するステッカーかワクチン摂取をした医療機関での自撮り写真のいずれかを専用サイトでアップロードするのみという、大変シンプルなものとなっています。
また、アルゼンチンの家電メーカーは匂いを発するデジタルサイネージを街中に設置しました。
内部にアロマディフューザーを組み込み、画面に合わせた香りを発生させることができるこのサイネージは、自社広告を出しつつ、「香りを感じない人は保健省への連絡を」というメッセージも添えられています。
目新しさに近づいてきた人に体調の変化を気づかせるのと同時に、新型コロナウィルスへの危機感を想起させ、ワクチン接種への行動変容にも繋がりそうですね。
新型コロナウィルスという社会的な問題を通し、様々なデジタル施策を展開する海外事例をご紹介しました。
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参考:PREDGE , SPACEMEDIA