2021.06.17 | コラム

新型コロナウィルスの影響で多くの業界がダメージを受けている一方、業績を伸ばしているのがビデオゲーム業界。外出が制限される中、様々な世界を冒険したり、オンラインで他のプレイヤーと触れ合うこともできるため、自宅で楽しめるエンターテイメントの一つとしてより多くの人が遊ぶようになりました。

一方オンラインで他のプレイヤーと同時にゲームを遊ぶには、ある程度インターネット環境が整っている必要があります。通信速度の遅い回線で遊んでいるとラグが発生し、ゲーム上のキャラクターがおかしな挙動をしたり、画面が止まったり、カクつく、人や物が瞬間移動するといったことが起こります。そんな「ゲーム中のラグあるある」を現実世界に落とし込んだのが通信会社Verizonの5GPR動画です。

2分程の動画の中にゲーマーなら思わず笑ってしまう、既視感のある現象が山ほど再現されており、ターゲットとしている層に印象を残す内容になっています。

少し古い例ですが、ベルギーの通信会社Voo Telecomも面白いPR施策を行っています。

展示されている現代アートのようなものは、実はビデオ通話中の映像の乱れをキャプチャしたもの。各作品(?)の下には、”It’s cool when it’s art. It sucks when it’s a video call(アートとしてみればクールだけど、これがビデオ通話だとサイアク)”と書かれており、通信環境を整えてストレスフリーな通話を楽しみましょうという訴求になっています。

「インターネット通信」というのは一見商材としては速度や性能をPRする以外難しいように感じますが、ゲームやビデオ通話といった日常の中で起こる問題を取り上げることで身近に感じてもらうことができる施策でした。

ルグランでは「データドリヴン、なのにクリエイティブ」をテーマにマーケティングのお手伝いをしています。自社の認知拡大のための施策でお悩みなら、是非ご相談ください。



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