2022.04.21 | コラム

こんにちは。インターン生のMonamiです。

先日、驚きのニュースを耳にしました。
日本ではお馴染みのテレビ番組「はじめてのおつかい」が、海外で注目を集めているというものです。あまりの人気ぶりから、イギリスではリメイク版の製作が決まったとの話もあります。

今回は、日本で昔から放送されてきた「はじめてのおつかい」が、なぜ今世界中で話題になったのか、その理由についてご紹介します。

テレビ番組「はじめてのおつかい」は、1991年から日本テレビ系列で放送されているリアリティショーです。子供たちが生まれてはじめて一人でおつかいにいき、道中の奮闘や成長を伝える番組となっています。

2022年3月から、動画配信サービス「Netflix」で配信が開始され、海外視聴者から大きな反響を得ることになりました。

ここまで熱狂的な支持を得た大きな理由として、「自分の国では実現不可能なリアリティショーである」ということが挙げられます。

番組に対するコメントには、「私の国でこんなことをしたら子供が帰ってこない」など「異端な番組である」という評価が多く見られます。またイギリスの大手紙であるガーディアン電子版は、「公共交通機関に幼児を置き去りにする日本のテレビ番組」という見出しで番組を紹介しており、おつかいを危険視している様子が伺えます。

日本ではここまで「おつかい」が危険なものだと認識されておらず、番組以外でも子供におつかいを頼む家庭は多いのではないでしょうか。しかし海外では、「おつかい」が面白い異文化として捉えられるため、視聴者は番組の虜になっていると考えられます。

また、「子供が歩ける距離に店があり、そこまで安全にたどり着くことが出来る」という事実も話題となっている理由の一つです。

海外では、車で店に行き商品を大量購入する買い物方式が一般的であるため、家から歩いて行ける範囲に店はあまりないです。また、学校に向かう際もスクールバスを使用するため、「子供が歩いて目的地に向かう」というケースが珍しいです。

一方、日本では子供が歩ける距離に小中規模の店があり、学校も歩いて登校するのが普通です。また、道路を走る車は歩行者優先を心掛けており、視認性が低い道路も少ないと評価されています。

このように、子供が歩くことを前提とした都市構造に目を引かれる海外視聴者も多く存在しています。

みなさんも改めて「はじめてのおつかい」をみて、海外視聴者のコメント共に番組を楽しんでみてはいかがでしょうか?

また、「はじめてのおつかい」が「Netflix」で再ブレイクしたように、コンテンツは配信する媒体や情報を受け取る側の状況によってその影響力は大きく変わります。

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