2022.07.01 | コラム

6月も終わりに差し掛かり、全国的に気温が上昇し35°以上の猛暑になる日もあり、熱中症の被害も耳にするようになりました。常にこの危険と隣り合わせなのが路上生活者で、年々その数は減少していると言われているものの、ネットカフェなどで生活している人が増えたことで路上生活者としてカウントされていない人がいるという指摘もあります。こうした人々をただチャリティとして支援するのではなく、質の高い雑誌をつくり、その販売を路上生活者に依頼し独占販売事業とすることで雇用を生み出し問題解決を目指した「The Big Issue」は、新型コロナウィルスの影響での販売数の減少を食い止めるために、「I’m Here」という施策を実施しました。

販売員が今いる場所のデジタルサイネージが、雑誌の販売を今ここで行っているというアピールを行うことで、声をかけるだけでは立ち止まってくれなかった人たちも興味を示すようになりました。SNS上での拡散効果もあり、この施策の効果で売上は400%増加しました。
街中で移動しながら雑誌を売る販売員に対し、それぞれ個人専用の訴求をサイネージ上で表示することを可能にしたのは位置情報の利用でした。販売員の着用する制服には自分の位置情報を送信するビーコンを準備しておくことで、その位置情報に基づいて広告をサイネージに表示することが可能だったわけです。このように、位置情報を活用しその場で今起こっていることに関する広告を発信することが出来れば、顧客の購買行動に大きな影響を与えることができる事例です。

ルグランでは、顧客の位置情報を利用して天気や気温などといった「気象」と連動した広告を配信できるサービス「weathermarketing.net」を提供しています。興味がある方は下記のページからお気軽にお問合せください。
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