2022.08.04 | コラム

夏の暑さも本番を迎え、学生は待望の夏休みに入り、蝉の声も聞こえてきました。
私は家族で都内に住んでいるのですが、最近の気温と湿度の高さで体がぐったりしています。

普段は食べるのが大好きで、時間が許されるなら、お酒を楽しみ、いい気分でゆっくり時間をかけて料理をするのがたまの楽しみだったりするものの、最近はこのジメジメで食欲もなくなり、なるべく台所で火やオーブンを使いたくありません……
私があまりにぐったりしているので、家族が都内からも車でいける避暑地、那須へ友人家族と一緒に連れて行ってくれました。

さすが、避暑地と言われるだけあって、都内に比べて湿気を感じませんでした。
今回は元気のいい遊び盛りの子供が4人もいるため、コテージに宿泊。

到着早々にビールを開ける男性陣。運転お疲れ様です。

今回の旅行、私たちは予めネットでいろいろと情報を検索して計画を立てていましたが、子連れなのでそんなおしゃれなところでゆっくりできないし……と「子供連れ」ということを大前提に、そしてなんと雨予報だったので、室内でも・雨でも楽しめるところを厳選して計画していました。

ですが、やっぱり子連れなのでそんな計画通りに行くとは思ってもいなかったので、まぁ、ホテルにプールもあるしね、くらいに気軽に考えていました。(親はゆっくり旅行したくても、やっぱり小さい子供が一緒だと子供優先旅行になりますよね)
実際は旅行の中日は雨だったものの、近辺を車で走っていたら室内でも楽しめるアクティビティを見つけたり、子供たちで楽しんで遊んだりと、楽しく過ごすことができました。

そんな中、父親たちがアーリーバードでゴルフをしてきて、残った私たちが朝ごはんをしているところで合流すると、足をたくさん虫に食われていました。
しかもそれは蚊ではなく、なんと「ブヨ」でした。

「ブヨ」とは、場所によっては「ブユ」「ブト」と呼ばれ、体長1~5mmほどの丸みを帯びたコバエのような体つきで、春から夏にかけて水辺近くの草むらなど、日本全国で発生します。
ブヨによる虫刺されの特徴は、刺されている時の自覚症状が少なく、刺されてから半日~翌日以降に強い腫れとかゆみが出ることです。また、皮膚をかじって吸血した痕が、点状の出血や内出血として残ることがあります。

蚊による虫刺されの症状は、通常数時間で治まるものですが、一方、ブヨによるかゆみや腫れの症状は、時間とともに徐々に強くなるのが特徴で、赤いしこりが長く残ったり、色素沈着を起こしたりすることもあります。もちろん、症状の出方には個人差がありますが、例えば手の甲を刺された場合、手全体が腫れあがるような強いアレルギー反応が出ることも珍しくありません。
参考元

しかも、「ブヨ」は明るい服よりも暗い服を着用していると刺されやすく、長ズボンではなく、半ズボンで朝の涼しい時間帯にプレーをしていたので、両足合わせて20ヶ所以上も刺されていました。

本人たちはこれが初めての経験だったので、大変驚いていました。
その後、毒がめぐって足は足首、くるぶしがなくなるくらいに腫れてしまい大変かわいそうでしたが、幸いにも旅行中だったので、無理せずゆっくり過ごすことができ、徐々に回復していました。

都内の公園で蚊や虫がたくさん出るところは、長袖・長ズボン着用の看板などの注意喚起がでていますが、今回のゴルフ場にはそのようなものはなかったようです。

その時期にでる虫などは、地元民ではない旅行者には、旅行について予めネットでチェックしていてもわからないものです。
また、今回の「ブヨ」のような場合、通常の虫刺され薬では効果はなく、もっと強い専用の薬でないと効果がないようです。

コロナの影響で、旅行者が減り、観光地では閑古鳥が鳴いていましたが、最近は徐々に旅行者も増え、人が少しづつ増えてきていると思います。

夏が終わると紅葉を楽しみに、そして雪が降るとスキーやスノーボードを楽しみに各所へ人がどんどん増えていくことが予想されます。
紅葉の咲く最適な気温を、雪が降ったかどうかや、スキー/スノーボードに最適な気温や湿度を、消費者は毎日天気予報と睨めっこします。
実際に、今回の旅行でも、私たちは旅行までに1日に4,5回天気予報をチェックし、予定を組んで、荷物をまとめました。

私達人間だけでなく、殆ど全ての生き物は、気候に影響を受けています。
今回の「ブヨ」も、朝方の涼しい時間に狙ってきていました。

溢れる情報の中から、正しい情報を得ることが難しくなってしまった現代こそ、気候と連動した正しく、必要な情報を提供することが重要になっています。
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