2023.09.14 | コラム

このブログは、9月13日に書きました。
この日の日差しは、9月とは思えない強烈な日差しで、いつになったらもっと秋らしくなってくれるのかと思っていました。
そこで、短期予報(2週間先)の天気予報を見てみると、9月21日が雨予報になっており、最高気温が前日(9/20)の32℃から26℃へ、最低気温も17℃が予報されていました。9月23日の秋分の日を前に、9月21日からは急に秋らしい季節がやってくるという感じになりそうです。
2023年の夏は、日本の各地点で観測史上初となるような猛暑日日数を更新したり、1日での降水量も史上初を記録したり。と「今年の夏はいつもより暑かった」と思える夏になったのではないでしょうか。

秋の空

暦の通り「秋分の日」を迎え、ようやく秋らしくなってくると思われますが、ここで気をつけなければいけないのは体調管理です。
人間のカラダは自分では意識して動かすことが出来ない“自律神経”によってコントロールされています。秋に向かうような、気温が下がって行く気候の変化に対して、下がる気温に対応するために体温をあげたりします。通常通りの緩やかな変化であれば、自律神経が対応してくれるのですが、急激な変化、例えば1日で気温が5℃以上下がる、気圧が10hPa以上下がる。などの気候の変化が起こってしまうと自律神経がうまく対応できずにカラダが混乱した状態に陥ってしまい、“体調不良”を感じてしまいます。特に今年のような酷暑を乗り越えたカラダには知らず知らずに疲れが溜まっており秋への変化とともにその疲れが出やすいので注意が必要です。

カラダと気象の変化が密接に連動している肌ケア

夏でダメージを受けた肌の組織が、秋にはシミやくすみ、しわとなって現れてきます。肌細胞の入れ替わり周期は28日と言われています。秋の日中は暑く、朝晩は涼しくなるため、日中は湿度が高く、朝晩は湿度が低くなるため肌の乾燥が進んでしまいます。そのため夏の紫外線を浴びて壊れた肌の組織が秋に全部現れてくる。と言われています。
どの位紫外線を浴びてしまったのか?紫外線量そのもの計測値はありませんが、紫外線量は、日照の時間・量に比例すると考えられますので、その日照時間と日照量の計測値は気象庁から公開されています。下表は月別の日照時間の合計値を比較したものです。期間としては、平年値(30年平均)と2021年から2023年の4月から8月までを比較しました。やはり2023年の日照時間は平年値や他年と比較しても値が突出しています。暑過ぎて外出を控えたという方以外は例年以上に紫外線を浴びてしまったと考えられます。

肌の角層水分量は夏に最高値になり,空気の乾燥する冬に最低値になると言われています。冬の肌の角層水分量は夏の水分量の60%程度まで減少するそうです。肌としては夏に受けてしまったダメージを補修するためにも細胞を入れ替えるのですが、気候の変化によって乾燥が進み十分な水分量を保てないという状態になりやすいと言えるのではないでしょうか。

実は、私も顔の肌のベタつきに悩まされておりました。加齢とともに特に秋口でのベタつき感が気になっておりました。今回のテーマで自分なりに肌診断をしてみると、

・洗顔直後は肌がカサつき、時間がたつとベタつく(まさにこれでした!)
・ニキビができやすい(確かに、できやすいです。)

これらの診断から、「インナードライ」と分類される肌であることが判明しました。インナードライとは、肌の内部は乾燥しているのに、肌の表面がベタつく肌質のことだそうです。男性の場合で乾燥肌の人は特になりやすいそうで、肌が乾燥しているものの脂分を多く持っている男性は、その脂を使って乾燥を補おうとしてしまうようです。改善のためにともかく保湿になるそうです。肌が乾燥しないように気をつけないといけません。 夏の紫外線量が多い年は例年以上に注意が必要と言われておりますが、2023年の夏はまさに「紫外線量の多い年」に該当します。 次の気象条件が1つでも該当する日がはじまったら、肌の保湿に気を配りつつ、室内での湿度管理も気を付けるようにしていきたいと思います。

・最高気温が25℃未満になったら
・最低気温が20℃以下になったら
・湿度が50%以下になったら

さらに、ダメージを受けて傷つきやすくなった肌は、秋花粉(ススキ,ブタクサ,ヨモギ等)で肌荒れも起しやすくなります。晴れた日で風の強い日は、花粉が舞いやすくなるためです。
風速予報も要注意です。

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