2024.09.18 | コラム

2024年7月にGoogleから3rdパーティCookieの廃止を撤回する発表があり、広告業界に携わる人は驚きを感じたことでしょう。デジタルプライバシーを取り巻く環境が目まぐるしく変化してきている中、1stパーティデータ戦略を構築することはかつてないほど重要になってきています。

Googleのイメージ

Googleでは、正確な測定を維持し、同意管理を簡素化するための機能が必要であるという要望に応え、同意を得た1stパーティデータの収集と活用を促進する2つの新しいツール、タグ診断ツールと同意管理のセットアップのリリースを発表しました。

【Googleタグ診断を使用して、効率的に測定の精度を維持する】

新しいタグ診断ツールでは、Googleタグマネージャー・Google広告・Googleアナリティクスで直接、Googleタグの状態に関する分析情報を確認することができるようになります。

この機能はそれぞれの管理画面内で利用することができ、測定に問題がないかを一目で把握できます。また、測定に影響を与える危険性のある問題のアラートとその解決方法を確認することも可能です。

測定の準備状況を一か所で簡単に確認することができるため、1stパーティデータをより効果的に構築、活用することができます。

タグ診断はウェブサイトの計測方法のセットアップをモニタリングし、次のような場合にアラートを表示します。

  • ・広告データとウェブサイトでのユーザーの行動を関連付けるため、コンバージョン リンカータグが必要となる場合

  • ・ウェブサイトのコード内のコマンドが正しい順序で実行されていない場合

  • ・所有する他のウェブサイトやページに Googleタグが設定されていない場合

【同意管理のセットアップを簡素化する】

同意モードのバナーと同意モードの導入をしやすくするため、Googleでは多くのCMP パートナーとの統合によって効率化されたソリューションをリリースするようです。

Google広告・Googleアナリティクス・Googleタグマネージャーのタグ管理画面で直接、同意モードのバナーの作成と同意モードの実装を行えるため、手間とストレスを大幅に軽減することができます。

統合されたCMPのセットアップを活用することには、以下のようなメリットがあります。

  • ・サービス内で利用できるガイド: 広告主それぞれのセットアップに応じた、わかりやすいガイドが提供されます

  • ・CMPの統合: さまざまなCMPプロバイダとシームレスに接続することができます

  • ・簡素化されたバナーの実装: 選択したバナーは手動でも実装できますが、Google タグマネージャーの管理画面で数回のクリックのみで実装することもできます

これらの新機能は、1stパーティデータが中心となる時代が到来しても広告主の成功を後押しできるようにするためGoogleが継続的に開発を進めているものになります。

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