2024.04.18 | コラム

Google広告のパフォーマンス最大化を目的とした広告メニュー「P-MAXキャンペーン」に新たに「検索テーマ」機能(ベータ版)が登場したのをご存じでしょうか。

「検索テーマ」のメリットや設定方法についてご紹介します。

Google検索のイメージ

P-MAXキャンペーンとは

P-MAXキャンペーンとは、1つのキャンペーンで以下のようなGoogle広告が所有している全ての広告枠に配信ができるキャンペーンです。

  • ・Google検索
  • ・GDN(Googleディスプレイネットワーク)
  • ・YouTube
  • ・Discover
  • ・Gmail
  • ・Googleマップ

予算・コンバージョン目標・広告アセットの3点だけを設定することで、幅広い広告枠に配信ができるため、運用工数を大幅に削減できます。また、あらゆる広告枠に配信できることで、機械学習が豊富な広告枠からデータを分析・収集し、最適な配信面と入札価格を自動で設定し、費用対効果の高い広告運用を実現できます。

一方で、高度な機械学習を活用できる半面、膨大なデータを収集・分析して学習する必要があるため、パフォーマンスを最適化するためには一定期間が必要になるというデメリットも存在します。このデメリットを解消してくれる機能が、新たにリリースされた「検索テーマ」機能になります。

通常、P-MAXキャンペーンではアセット、フィード、ランディングページの内容に基づいて、高い成果が得られるプレースメントや検索語句などを予測しています。「検索テーマ」を使用してビジネスに関する情報を追加することで、予測には含まれていないものの高い成果が見込めるプレースメントを配信対象に加えることができます。

商材やターゲットについてAIにゼロから学習させるには時間がかかってしまいますが、商材やターゲットについてよく知っている広告主の知見も組み合わせることで、機械学習の期間を短縮することができます。

検索テーマの有効な場面

① 新しい商品やサービスをリリースしたばかりで、キャンペーンの過去の掲載結果のデータが十分に利用できない場合
検索テーマを設定すると機械学習をサポートすることができ、キャンペーン開始直後から最適化を進めることができます。

② 提供している商品やサービスに関する詳細な情報や最新情報がランディング ページに記載されていない場合
機械学習はLPなどのウェブサイトの情報をもとに進められるため、LPに商材やサービスに関する詳細な情報が記載されていないと、AIが学習する情報が少なく最適化が進まない可能性があります。検索テーマを設定することで広告主しか知り得ない情報を Google に提供でき、機械学習の促進が見込めます。

検索テーマの設定方法

キャンペーン一覧から対象となるP-MAXキャンペーンを選択し、「アセットグループ」から「シグナル」の鉛筆マークをクリックします。

シグナルの設定画面に「検索テーマ」の入力画面(下図)が表示されるので、テーマにしたいキーワードを入力ください。現状では、アセットグループごとに最大25個まで設定できます。

検索テーマの設定方法

まとめ

検索テーマは人間の知識を組み合わせることで、機械学習をサポートしてあげられる機能になります。うまく活用してP-MAXのメリットを最大限に活かしましょう。

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※図は媒体画面のスクリーンショット



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