2015.10.01 | クリエイティブ

ルグランでは、POPSクリエイティブ・ディレクター田中淳一さん(元ADKクリエイティブディレクター)と共に、建設業界のイメージアップを目的とするキャンペーンを企画しています。その一環として、9月20日~27日の8日間、清澄白河のギャラリーで土建屋さんをモチーフとしたアート展「LOG OF MUD」を開催、建設業界最大の専門誌「建通新聞」をはじめとして、メディア・建設業に携わる方々など多くの方にご来場いただきました。

ギャラリーには、陶芸家の瀬川辰馬氏が「陶葬」という新たな手法で制作した陶器5つを展示。「陶葬」とは、依頼者が愛したさまざまな「もの」の一部を素材に封入しそのものが持つ色合いを活かして発色させ、世界に一つだけの器を焼き上げるもので、今回は、港湾土木、橋梁、林業土木、舗装、農業土木の現場で働く5名の作業着の一部を素材に取り込み制作していただきました。また、来場者の方々が器にスマートフォンを合わせると「GoPro」というウェアラブル・カメラにて撮影した5名の方の働く姿が映像で観ることができるといった仕掛けも用意。展示期間中には、実際に映像にご登場いただいた土建屋さんのご家族をギャラリーにご招待し、ご家族でも知らない、お父さん/お母さんの仕事ぶりを陶器と映像で見ていただくというサプライズも企画しました。作業着・陶器・そして映像をアートにするといった想定外の企画に皆さん驚かれたご様子で、制作側の私達もご家族の姿に、安堵・感激の一時となりました!

土建屋さん5名の映像は近日中にYouTubeでご紹介させていただく予定です。社会のインフラを支える土建屋さんたちの姿をリアルに感じ、理解を深めていただく機会となればと思っております。


新潟県の農業土木の現場で活躍する女性土建屋さんのストーリー。


陶芸家の瀬川辰馬氏の「陶葬」による5つの陶器。土建屋さん5名の作業着の一部が取り込まれています。



Back to Blog Top