2016.05.27 | クリエイティブ
昨年11月に建設業界のイメージアップを図るプロジェクトとして発表した「LOG OF MUD」。建設会社の仕事は世間からはキツイ、キタナイ、キケンな職業とされ、建設会社で働きたいと考える若者は年々減少し、人材確保が業界の大きな課題となっています。このような状況を改善するために、ルグランでは、クリエイティブディレクター田中淳一氏(POPS)と共に、土建屋さんたちの日々の活動や生き様に焦点をあて、土建屋さん、延いては建設業界に対する人々イメージを刷新し、建設業界で働いてみたいと思う人が一人でも増えることを目的としたキャンペーンを企画・実施してきました。

東京では、昨年夏に清澄白河のギャラリーでアート展を開催、アドテック2015では、会場内のルグランルームでプロジェクトメンバーである佐藤達郎氏(多摩美術大学教授)、田中淳一氏(POPS)、大石暉氏(太陽企画)と共にプロジェクトに至る背景や建設業界の課題を解決するための方法についてディスカッション。また、建設ITワールドで取り上げられるなど、プロジェクトの発表の場を広げてきました。

より多くの人達に建設業界で働く人達の思いを伝えるために

建設ITワールドで家入氏がプロジェクトの内容を分かりやすく解説して下さっていますが、本プロジェクト「LOG OG MUD」は全国5箇所の異なる建設現場で働く人の一日を小型カメラ「GoPro」を使って撮影。建設現場をよりリアルに感じられるように工夫しています。また、GoProを使って撮影された「Log of Mud」は、「Log of Mud 田の記憶(新潟編)」「橋の記憶(長野編)」、「道の記憶(鹿児島編)」、「森の記憶(三重編)」、「海の記憶(新潟編)」の5シリーズ。

建設現場、作業内容、そして作業をする人達のプロフィールは全く異なるものの、現場で働く人達には、どこか共通点があります。それは、仕事に対して熱い思いと、誇り。この動画を見れば、建設業界で働く人達に対するイメージは必ず変わる!と思います。

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現場で働く女性




福井〜新潟〜鹿児島へ
このプロジェクトは建設業界に興味がない人達へ、その魅力を伝えることができるよう、作業着の一部を使い陶器に変え、その陶器にスマホをあてると現場で撮影した動画の再生が始まるといった展開になっています。
ルグランでは、陶器が映し出す5つの建設現場とそこで活き活き働く5人の姿をより多くの人達に伝えるために、この春から東京以外でアート展を企画・開催しています。
3月に福井で開催されたアート展では、福井テレビの取材があり、お昼のニュースでアート展の様子が放映されました。5月14日に新潟で開催されたイベントには、100人近い方々がご参加くださり、大盛況に終わりました。
会場では、「間接的に社会性を訴えるイベントは素敵ですね。」「命懸けで仕事をする土建屋さんの人生ドラマに心を打たれた」など、ポジティブなコメントをたくさんいただきました。

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今週末は次の地、鹿児島へ

アート展全国シリーズ3箇所目は、29日に鹿児島で開催します。お近くにお住まいの方がいらっしゃいましたら、是非、お立ち寄りください。
日程:5月29日(日)11:00~16:00
会場:マルヤガーデンズ6F garden 6



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