2021.06.02 | コラム

皆さん、いかがお過ごしですか?

この間GWかと思っていたら、もう6月。マスクを着けた2回目の夏が来ようとしています。ワクチン接種を終えバケーションを楽しんでいるアメリカのクライアントや友人達が羨ましく思えます。ワクチンを打ったら完全に安全というわけではないものの、接種した後の安堵感は想像以上だったとのこと。長い期間、目に見えないモノに注意して生活していくことはやはりストレスですよね。日本がアメリカのように、いつでもワクチンが打てるような状況になるには時間がかかりそうなので、引き続き各自がストレスをためない方法を考えていく必要がありそうです。

コロナで変わる消費者マインド

リモート生活が続き、ネットを利用する時間がコロナ前に比べて長くなっている中、自分が求めている情報が変わってきていると実感しています。たとえば、Pinterest。Pinterestのサービスロンチから利用しているものの、あまり目新しいものが見つからなくなり、コロナ前は殆ど利用しなくなっていました。ところが、今年に入りPinterest熱が復活。特にこれといった目的はなく、1日の終わりに、何かインスパイアされるモノはないかという思いで写真を探してはPinしています。「旅行」「インテリア」「テーブルセッティング」関連キーワードで検索し、何かと出会うことで気分がリフレッシュされる。コロナ禍では、Pinterestは私にとってストレス解消するためのツールになっているようです。

やはり伸びていたPinterestユーザー

私のようなユーザーが増えているのではと思い、Pinterestの最近のデータをチェックしてみると、やはり伸びているようです。今では、毎月グローバルで50億回以上の検索があり、また、Z世代の利用も増えているとのこと。

かつて弊社のインターン達は、Pinterestは情報があり過ぎて疲れると殆ど興味を示しませんでした。コロナ禍という特殊な状況が、若い世代の行動をも変えたのかもしれません。

また、Pinterestユーザーの検索キーワードに注目すると、なるほど、という傾向が見られます。例えば、「Vacation」を含むキーワードの検索数は、今年はこれまでの75%増加。Z世代からは、「dream vacation destinations」というキーワードがこれまでの13倍、「luxury vacation」が6倍になっているとのこと。これまで行動が抑えられていた分、次のバケーションは思いっきり、特別な場所でリッチに過ごすことを想像して検索するユーザーが多数いるということですね。Z世代とは全く異なる世代の私でもこれには同感。ラグジュアリーなホテルで海を見ながら過ごす旅をオススメされたら、すぐに反応しそうです。w

Pinterestユーザーは、コロナ禍で高まっているインスパイアされたいという気持ちをPinterestが満たしてくれると感じているのかもしれません。

メルマガが歓迎される?

コロナ前は毎日大量に送られてくるメルマガの殆どをスルーしてきましたが、最近は以前よりも読むようになっていることに気づきました。

Socialmediatodayによると、ロックダウン中、消費者はpodcastやニュースレターなど、簡単にアクセスできるコンテンツを好んで利用しているとレポートしています。

リモートワークが続く中、PCの前で過ごす時間は確実に増えています。これまでは、外部での打合せ、仕事・プライベートでの食事など、PCをシャットダウンする時間がありましたが、リモートでは常にオン。また、何かにインスパイアされたいという気持ちもあることから、これまでスルーしたメールも見たりするのかもしれません。受信トレイに入ってくるメルマガを見て、その商品を簡単に説明してくれる動画やpodcastがあれば、購入まで進む確率は高くなる気がします。

つい先日、こんなメールが届きました。

リモートワークだったその日は雨、しかも夕方から外出予定。このサービスを早速利用し、メールのキャッチ通り、楽に目的地まで到着しました。

お天気を考慮にいれたコンテンツに、この企業の工夫が感じられ好感度もアップ。コロナ禍に於けるメルマガの重要性を再認識しました。

思い込みを捨てて再チャレンジする

ロックダウン・リモートワークで、世界中の人のライフスタイルが一気に変わった今、かつて結果がでなかった施策や、もう時代遅れみたいに思っている手法が上手くいくなんてこともあるかもしれません。そういれば、最近、これまで以上に増えている感じがするチラシ。これも、消費者が以前よりも「読む」ことに時間をかけているということなのかもしれません。

コロナにより、消費者の行動が変わっている今、データを基に、今抱えている課題やニーズを理解し、コロナ禍にあった施策を提案することで、消費者との距離がぐっと近くなるかもしれません。

Data Source:

https://newsroom.pinterest.com/en/post/genz-and-the-reopening

https://www.socialmediatoday.com/news/7-digital-marketing-trends-of-focus-for-2021/592857/

 


Back to Blog Top