ドラマで見る身近な気象データを活かしたビジネス
現在NHKで放送されている、朝の連続テレビ小説「おかえりモネ」というドラマをご存知でしょうか?
主人公が「天気予報は未来を予測できる」ということに感銘を受け、気象予報士として活躍し成長していく物語です。これまで描かれたこのドラマのエピソードの中で「スポーツ気象」という気象ビジネスがありました。
屋外で開かれる競技スポーツも、気象を味方につければ良い結果が出せるだろう、という取り組みです。そして様々な気象条件をもとに選手のパフォーマンスを検証し、得意な気象、不得意な気象などが判明。それをもとに、作戦を練って競技大会に挑んでいました。
その結末については、もちろんドラマなので天気予報が当たり良い成果をあげられましたが、そういったスポーツだけでなく、その日の天気が自分の気持ちや行動に影響するほど、気象って身近な存在ですよね。
身近な気象データをビジネスに活かす
身近な存在である気象は、身近なものにも影響を与えます。つまり、それだけで人の行動も気持ちも変化するわけですから、気象は大きな影響力になるということです。
そんな気象の影響力を活かしたビジネスを推進する組織があります。
気象ビジネスコンソーシアム(https://www.wxbc.jp/)
このサイトにある事例の中からいくつか興味深いものをご紹介します。
おでん前線
紀文食品がおでんの販売データと気温、湿度などから、おでん需要が伸び始める時期を日本地図にプロットする取り組みです。
おでん前線などキャッチーなワードやビジュアルを店頭で見られると、消費者も気になってしまうようで、おでん商品の販売促進としては概ね成功しているようです。ただ近年は10月頃でもまだまだ暑さがあり、このおでん前線が購買を訴求する材料にはなりにくい、などの惜しい結果も出ているようです。
AI-Order Foresight
日本ユニシスが取り組んでいる、AI技術を用いて小売店などからの商品発注数を自動決定するクラウドサービスです。
気象データをAIが自動選択して販売数を予測し、発注数を算出しているようです。
このサービスをうまく使いこなせれば、発注業務自体を簡略化できたり、廃棄ロスが削減できたりなど、様々な恩恵があるだろうなと思います。
季節商材に関する新聞チラシの配布
エアコンのような季節商品など、気温によって売り上げが左右される商品を、気温に合わせて新聞に折り込み広告を入れる取り組みを行っているのがジャパネットです。
従来は1ヶ月間の計画を立ててチラシ配布を行なっていたようですが、この取り組みでは週間天気予報を利用、数日前にチラシ配布の決定を行なって、季節商品の売り上げを増加させたようです。
気象データを誰でもビジネスに活かす方法があります!
このように気象をビジネスに活かすと、消費者の購買意欲にうまく働きかけることができるということがよくわかります。
では実際にどうやって気象データをビジネスに取り入れたら良いのでしょうか?
そこで弊社ルグランから提案するのが、気象連動型広告システム「whethermarketing.net」です。
たとえば、自社の商品をその日の天気に合わせて広告でライバル商品よりも目立たせることができたり…。自社のサービスをその日の天気に合わせて割引キャンペーンなど打ち出せたり…。
そんな風にして誰にでも気象データをビジネスに活かすことができるのが、「whethermarketing.net」なのです。
もし、夕飯の内容を考えている最中に雨が降ってきて、「雨の日割引!」などとデリバリーサービスの広告がスマホに表示されたら、私もきっとその広告を見てしまうだろうなぁと思います。
「whethermarketing.net」を使えば、そんな消費者の気持ちや行動に刺さる広告をタイムリーに打ち出せます。
気象条件で売り上げに影響を及ぼす商品やサービスは、食品や日用品、テーマパークやアウトドアなどなど、多種多様にあります。
詳細はこちらのWHETHER MARKETINGのサイトからダウンロードできる資料をご覧になってみてください。
気象条件によっては先日の西日本で長く続いた大雨のように、人々の生活に大きな悪い影響を与えることもあります。冒頭で紹介したドラマの中でも土砂災害など、天候による災害に見舞われた地域が登場しますが、それでもドラマの中の気象予報士たちはこれからも人々のために気象情報を活かしていくのだと、前向きに取り組む姿が描かれています。
その中で、こんな台詞がありました。
「気象情報は未来を良くするためにある」
whethermarketing.netを使って、気象情報を活かした広告が、世の中の未来に少しでも良い影響を及ぼすことができたら素晴らしいなぁと思っています。