2023.12.01 | コラム

お天気によって売上が変わりそうな商品として、真っ先に思い浮かぶのは、アパレルや食品などかもしれません。ただ、今回は、お天気が売上に直接影響を与える訳ではない商品やサービスでも、天気による人々の気持ちや行動の変化に着目したコミュニケーションを行うことで広告の配信効果を改善できる、という事例をご紹介したいと思います。

クライアントは、ケーブルテレビ局で、弊社では、従来から Google の検索・ディスプレイ広告や、YouTube・Facebook 広告などを通じて、新たな加入者獲得を目的とした広告の運用をお手伝いしてきました。ただ、ウェブサイトやアプリには多くの広告が流れており、自社の広告に注意を向けてもらうことは容易ではありません。特にインプレッション課金の場合、クリック率は、クリック単価、ひいては新規契約の獲得単価にも大きな影響を与えるため、クリック率の改善は重要な課題の 1 つとなっていました。

そこで、弊社では、お天気に合わせて広告のメッセージを変えることで、広告を「自分ごと」として捉えてもらうことで、クリック率の改善につなげるというご提案をしました。

天気が良いから、あるいは悪いから、ケーブルテレビへの加入を検討しようと考える人は少ないでしょう。ただ、天気が悪くなると、外出せず家にいる人は多くなるでしょうし、自宅で家族みんながインターネットを使ったら、ネットの速度の遅さが気になったという人が増えるかもしれません。

そうした人々の行動や気持ちの変化に着目して配信したのがこちらの広告です。

配信した広告例
配信した広告例

広告を配信しているエリアで雨が降ってきたら「今日は天気が悪いので、おうち時間が長くなりそう。」というメッセージに切り替えることで、「確かにそうだよな」と思って広告をクリックする人も増えるのではないか。

そんな反応を期待して広告を配信したところ、配信開始直後からクリック率は大きく上昇し、配信から 4 週間が経過して時点で、広告のクリック率は従来に比べて 30%以上も改善しています。

天気による人々の気持ちや行動の変化に寄り添った広告は、さまざまな商品・サービスで効果をあげています。

来年からいよいよ本格化するサードパーティクッキーの利用規制により、今後、行動・閲覧履歴の取得や利用がますます難しくなる中で、いかに人々の置かれた状況やニーズなどの「コンテクスト」を理解するかが重要になります。

そこで、ルグランでは、2024年に向けた広告・マーケティングのヒントをつかんで頂く機会として、来たる12/12に、4年ぶり・3回目となる天気xマーケティングをテーマにしたリアルイベント「Weather Marketing Summit」を開催します。

WMsummit

当日は、『次世代コミュニケーション・プランニング』の著者であり、社会構想大学院大学の特任教授としてマーケティングやコミュニケーション戦略について教鞭を執る傍ら、企業のマーケティング活動を支援する高広伯彦さんをゲストにお迎えし、「コンテクストとマーケティング〜マーケターが ”触れない” ものをどうマーケティングに活かすのか?」というテーマでお話を頂きます。

後半では、ITmedia メディアマーケティングの織茂編集長にモデレータをお願いし、株式会社ヒット(屋外デジタルサイネージ広告)、株式会社アイセイ薬局(インストアサイネージ広告)、株式会社ジオロジック(ジオターゲティング広告)という媒体社の方々と、「位置情報 x 気象データでマーケティングをハックする」というテーマで、エリアマーケティングの未来について、熱いディスカッションを行う予定ですので、ぜひご参加ください。

お申込みはこちらから

●日付:2023年12月12日(火)
●時間:15:30〜18:00(開場 15:00)
●場所:札の辻スクエア 11階、大ホール(東京都港区芝 5-26-4)
    JR 田町駅三田口・都営地下鉄三田駅A3出口より徒歩4分
●費用:無料
●主催:株式会社ルグラン



Back to Blog Top