2014.08.21 | 一般
最近、日本でも「プログラマティックバイイング」「RTB」「DSP」「DMP」といったターゲティング広告の配信技術や、それを支えるプラットフォームに注目が集まっています。

個々の言葉の説明については、別の機会に譲りたいと思いますが、簡単に言うと、個々のネットユーザーの行動履歴から推察される興味・関心や、年齢・性別に関する情報をもとに、洗い出されたターゲットに対し、カスタマイズされた広告メッセージを自動的に配信するといった仕組みのことを指しています。


こうした新しい技術や手法については、広告の効果を高める可能性があるということで、「広告を出す側」からは、おおむね好意的な声が聞かれることが多いのですが、一方、「広告を見せられる側」からも、同じように歓迎されているのでしょうか?

例えば、サイトに来訪歴のあるユーザーを特定して配信されるリターゲティング広告。

確かに、「サイトに来訪したことがある人」は、そうでない人に比べれば、その会社の製品やサービスに対する興味・関心が高いという仮説は、それなりに正しいでしょう。

また、広告主側の議論を聞いていると、「きちんとターゲットしているからバラマキでもスパムでもないのだ」といった話をよく聞かれます。

しかし、みなさんもユーザーの立場になって考えれば分かると思いますが、サイトを訪問したからといって、そのサイトの運営者から、広告やメッセージを受け取ることに無条件に同意した訳では無いでしょう。

この点をきちんと理解しないと、高度な「プログラム」を使ってスパムを乱造することになってしまいます。

では、広告を出す側は、何を考え、行動すべきなのでしょうか?

1. まずは、広告の配信レポートのほか、ウェブ解析やCRMデータなども丁寧に分析し、「顧客理解」に最大限の努力を行うこと。
2. その上で、それぞれのターゲットに対し、カスタマイズされたコンテンツやメッセージを届けること。
3. さらに、そうしたコンテンツやメッセージに対する反応を検証し、受け手にとっても、できるだけ意味や価値があると思われるような情報を届けられるよう努力を続けること。

それでも、広告目的で送られるメッセージは、どこまで言っても、「土足」で人の家に上がり込んでくる邪魔者であることには変わりはありません。

しかし、私たち人間が、頭と手を使って、きちんと分析し、戦略を立て、最適化を続けることで、靴底についた泥くらいは落とせるでしょう。

とかく、技術的な進化にばかり注目が集まりがちですが、今後ターゲティング広告が多くの人々に受け入れられ、適正に発展していくためには、広告を出す側がこうした意識を持てるかどうかも、同じくらい重要なのかもしれません。

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2014.08.21 | 一般
デジタルマーケティングに携わるマーケターの方々が直面しそうな課題やお悩みについて、弊社代表 泉が動画で回答する「デジタルマーケティングのお悩みを解決!」第6弾を公開しました。

今回は「日本のデジタルマーケティングは海外に比べて「周回遅れ」のような話を聞くけど、日本と海外、どんな違いがあるの?」という素朴な疑問。デジタルマーケティング先進国といえば欧米との認識がマーケターの中で浸透している中、日本が遅れをとっている原因の一つは、「コーポレートガバナンスの違い」が大きいと泉は言います。

また、日本と海外のカンファレンスのあり方にも着目した泉の詳しい見解は、動画をご覧ください。

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2014.08.21 | 一般
8月20日(水)、株式会社ルグラン・サイトコア株式会社共催セミナー「ビックデータ時代のサイトリニューアル成功法~パーソナライズ戦略が拓くコーポレートサイトの未来とは~」を開催しました。

海外で広がりを見せるマーケティングオートメーションの実装にあたり、コアとなる「パーソナライズ戦略」や、それを支えるシナリオ設計に焦点をあて、近い将来、ウェブサイトのリニューアルを検討しているマーケティング/PR/情報システム部門等の担当者の皆さまに向けて、デジタルマーケティングを成功に導くステップをお伝えしました。

■「個客」を惹きつけるWebサイトのあるべき姿とは ~次世代型Webサイトで実現するリアルタイムマーケティング~
サイトコア マーケティング本部長 片桐氏からは、次世代型のWEBサイトとは今と何が違うのか?新しい仕掛けはどのようなテクノロジーで実行できるのか?などパーソナライズ機能を活用したリアルタイムマーケティングの海外事例を交えながらご紹介いただきました。

■デジタルマーケティングのプロが自社サイトのリニューアルプロジェクトを徹底解説
弊社代表 泉から、自社のWEBリニューアルについて、サイトコアのマーケティング機能を活用してどような「パーソナライズ戦略」を考えているのか解説し、ペルソナの設定からシナリオ作成までのプロセスをご紹介しました。


■パネルディスカッション
株式会社ルグラン 泉浩人×サイトコア株式会社 片桐佳江
セッション終了後は、パネルディスカッションを実施。国内外のマーケティング事情に精通した二人が、マーケティングオートメーションの費用対効果や、自社サイトのリニューアルの裏話などトークが繰り広げられました。


ルグランでは、今後もサイトリニューアル・マーケティングオートメーションの導入・セールスフォース連携などデジタルマーケティングに活かせる最新情報をお伝えするセミナーを開催していく予定です。皆さまのご参加をお待ちしております。

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2014.08.08 | 一般
本日は、2014年8月20日に開催するルグラン・サイトコア共催セミナー「ビックデータ時代のサイトリニューアル成功法~パーソナライズ戦略が拓くコーポレートサイトの未来とは~」との連携企画としてYoutubeビデオを3本公開しました!これからWEBリニューアルを検討している皆さまに向けて、デジタルマーケティング成功に必要なアイデアをお伝えします。

ビデオをご覧いただき関心をお持ち頂いたら、ぜひセミナーへお越しください。セミナーではサイトコアを使ったパーソナライズ戦略について、実際にリニューアルをしたサイトがどのような仕組みで動いているのかご紹介いたします。

セミナーのお申し込みはこちら http://eventregist.com/e/aADtrmYPm2LU

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1.海外で進んでいる次世代型WEBサイト キーワードは“パーソナライズ”
1990年~2010年は情報システム・ICTが企業の競争力に大きな影響を与えてきました。そして今、2010年以降は顧客中心の時代に変わり、顧客理解に基づいたカスタマーエクスペリエンスをどのように提供できるかが企業生き残りの鍵になっています。

顧客のニーズを理解しWEBのコンテンツ・マーケティング活動を最適化する手法がパーソナライズです。最良のカスタマーエクスペリエンスを実現するためにどのような方法があるのか海外事例を交えながら紹介します。

2.マーケティングオートメーション+パーソナライズが最強のメソッド

マーケティングオートメーション導入成功のポイントは、顧客が何を求めているかを理解することが大切です。顧客理解なしに一方的にメッセージを送り続ければそれは単なるスパム製造マシーンとなってしまいます。

WEB解析つまりWEB上の行動データとCRMの属性データによって顧客を理解することがマーケティングオートメーションの基本となります。一方で単にツールを導入するだけでは顧客満足につながるコミュニケーションは実現できません。まずは、自社のレベルがどこあるのかが分かるモデルとパーソナライズへの取り組み方をお伝えします。


3.WEBリニューアルに成功するために必要な新しい思考法とは

あなたはWEBリニューアルを製作会社に依頼するときに提案依頼書(RFP)を作成していますか? もし、製作会社からの企画にミスマッチが起きるのは発注側の目的が曖昧なことが原因かもしれません。


WEBリニューアルを成功させるために提案依頼書(RFP)にどのような内容を書くべきか、制作会社とのコミュニケーションを円滑にする方法をお伝えします。

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2014.08.08 | 一般
今週8/5(火)、株式会社ルグラン×株式会社マイクロアド共催セミナー「カンヌに学ぶ、広告とコミュニケーションの最新事例」を開催しました。

広告のトレンドがいち早くキャッチできるとご好評いただいた昨年の「カンヌライオンズ」報告会に続き、今年も講師を務められたのは、元カンヌライオンズ審査員で、現在は、多摩美術大学教授の佐藤達郎さん。毎年、現地を訪れ広告界のトレンドを見つめてきた佐藤さんは、ここ数年の傾向について「作品としてのクリエイティビティ」から「仕掛けのクリエイティビティ」へ移行していると言います。さらに、受賞作品を通して佐藤さんが見た今年の広告のトレンドを、作品を鑑賞しながら「5+1」のキーワードで解説していただきました。


今年のキーワードは5+1
■キーワード1 DBC(データ・ベースド・クリエイティブ)
最初に佐藤さんが挙げられたキーワードがこちら。データが存在して成り立っている作品。

■キーワード2 ACC(アクション・コネクテッド・クリエイティブ)
次に挙げられたのは、リアルタイムでアクションにつながる作品。
たとえば、発展途上国の子供たちへの募金集めるために、寄付を募るのではなく、その場で寄付をしてもらう仕掛けをするというもの。

■キーワード3 新型実証エンタメ
VOLVOのタイヤのステアリングの安定性をアピールした作品が代表的。YouTubeで公開5日間で2千万回の再生が記録され話題となりました。

【THE EPIC SPLIT】

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