Our News and Thoughts
ルグランLAデザインセンターのあるロサンゼルスで宅配ディナーと言えば、ピザ、中華、タイ料理ぐらい。しかも配達まで1時間近くかかる上に値段も高くてチップも必要。
何か簡単に食べられる物をと思っても日本のように近くにお弁当を売っているコンビニも無くファストフードばかり。 日本は色々な宅配サービスがあって良いなぁとつくづく思います。
忙しくて何も料理したくない時は出前が恋しい! ピザ・寿司・そば・ お弁当, 和洋中。。。となんでもござれの日本に住んでいる日本人は自分がどれだけ恵まれているかわかっていない~!といつも思ってしまいます。
そんなLAですが、ついに忙しい働き盛りの救世主が現れました。宅配ディナーサービスのMuncheryです。( Muncy- むしゃむしゃ食べる食欲旺盛の意味から来た名前) 。
新鮮で美味しい、値段が手頃、メニューが飽きない、オーダーが楽、配達の時間厳守で遅れた場合には$15のクーポン付き、などオペレーションシステムが優秀で、オンラインオーダーするたびに彼らのCX(カスタマーユーザーエクスペリエンス)/UX(ユーザーユーザーエクスペリエンス)の洗練され具合に感心してしまいます。
Muncheryは2010年にTri TranとConrad Chuによって設立されました。彼らは子供のいる若い父親達でシリコンバレーのスタートアップ企業で働く忙しい毎日を送っており、彼らの共稼ぎの妻も仕事を終えて今日の夕飯はどうするかというのが毎日の悩みの種でした。
アメリカはちょっとお惣菜を買って帰ってあとはご飯を炊いて、、というわけには行かないのです。スーパーのデリも美味しくないし、毎日ピザのデリバリーを頼む訳にも行かず、ご近所のシェフが忙しい自分のために新鮮な材料を使って料理して届けてくれたらいいなあと夢を見ていました。そしてそれをそのまま実現したのです。現在は100億円以上の投資を集めるビジネスに成長しました。
料理の値段は$5-$15で、毎日1PM前にオーダーすると、その日の3-5PMまたは、5-7PMを選んでデリバリーされるシステムです。
Muncheryを見ていて感心するのは、ウェブサイトだけでなく、サービス全体についても、UXが考えつくされたデザイン・設計になっている点です。
1. あえて品数を少なくしてある
宅配ではなく”パーソナルシェフがあなたのために今日の夕飯を作ります。”というコンセプトで選ぶのに迷う事がない。
2. 飽きのこないセレクション
チキン、ビーフ、魚、野菜、パン、米、トルティーヤのチョイス。アジアン、メキシカン、インドなどを絶妙にミックスしたメニューは同じ材料を使い回しながらも毎日少しづつ料理と味付けが変わる。買いだめした食材を一週間で使い切るような感じ。
3.カジュアルだけど親切なサービス
制服も無くご近所さんが宅配してくれるような感じを演出。
4.秀逸なウェブサイト
サイトのUIがクリーンで無駄が無くユーザビリティが抜群に良い。
もちろん、彼らも試行錯誤を繰りかえしUI/UXを改良してきました。
Munchery の2014年と2016年のデザインを比べてみてみましょう。
2014年:ランディングページ。文字が多すぎて料理が見えない。余計なインフォメーションが多すぎる。写真のクオリティがあまり良くない。
2014年:メニュー。写真が統一されていずに美味しさが伝わらず、毎日頼みたいなという気持ちになりません。
2016年:現在のMunchery ランディングページ。センスのよさが伝わってきます。高級感がグンと増して美味しそうですね。
ログイン後のメニュー。こちらも余計な説明が一切無いが、見やすく選択しやすい。 写真の取り方やレイアウトに統一感があるので美味しそうに見え、今日はこれ、明日はこちらと毎日オーダーしたくなる。
2016年:現サイト詳細ページ。タブを配置した詳細が見やすく説明も短くて的確。
“こちらもおすすめ”のチョイスも良い。
一切無駄のないカート。シンプルで非常に使いやすい。
良く考えられた無駄の無いビジュアルは“新鮮・美味・安全” という料理に対する印象だけでなくスピーディーで無駄の無いサービスが期待できそうな印象をユーザーに与え、彼らのブランディングを高めるのに成功しています。
オンラインのUI/UXにここまで気を配れる企業は、商品やサービス全般に気を配っているだろうと思われるのは当然のことだと思います。
一方で、これは、みなさんに取っても「他人事」ではありません。
今日、ウェブサイトやアプリなど、ネット上に利用者・消費者との接点を持たずにビジネスをしている企業はほとんどありません。しかし、みなさんのウェブサイトやアプリは、「見た目の美しさ」や「機能の多さ」で、競合他社としのぎを削っている訳ではありませんよね。
大切なことは、商品やサービスの購入から利用にまつわる一連のエクスペリエンス、つまり、どれほど快適に、ストレスなく、そして楽しく購入や利用ができるのかという点であり、そういうエクスペリエンスを提供できる企業やサービスに人は集まります。
なので、みなさんのウェブサイトやアプリは何も変えていない(=少なくとも何も悪くはなっていない)としても、競合他社が、UI/UXに改良を加える努力を続けていれば、利用者・消費者からみれば、相対的に、みなさんのサービスは使い勝手が悪くなったという評価になってしまいます。
気づいたらユーザーが離れてしまった。そんなことになる前に、ルグランと一緒に、みなさんのサービスやサイト・アプリのUXを見直してみませんか?
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何か簡単に食べられる物をと思っても日本のように近くにお弁当を売っているコンビニも無くファストフードばかり。 日本は色々な宅配サービスがあって良いなぁとつくづく思います。
忙しくて何も料理したくない時は出前が恋しい! ピザ・寿司・そば・ お弁当, 和洋中。。。となんでもござれの日本に住んでいる日本人は自分がどれだけ恵まれているかわかっていない~!といつも思ってしまいます。
そんなLAですが、ついに忙しい働き盛りの救世主が現れました。宅配ディナーサービスのMuncheryです。( Muncy- むしゃむしゃ食べる食欲旺盛の意味から来た名前) 。
新鮮で美味しい、値段が手頃、メニューが飽きない、オーダーが楽、配達の時間厳守で遅れた場合には$15のクーポン付き、などオペレーションシステムが優秀で、オンラインオーダーするたびに彼らのCX(カスタマーユーザーエクスペリエンス)/UX(ユーザーユーザーエクスペリエンス)の洗練され具合に感心してしまいます。
Muncheryは2010年にTri TranとConrad Chuによって設立されました。彼らは子供のいる若い父親達でシリコンバレーのスタートアップ企業で働く忙しい毎日を送っており、彼らの共稼ぎの妻も仕事を終えて今日の夕飯はどうするかというのが毎日の悩みの種でした。
アメリカはちょっとお惣菜を買って帰ってあとはご飯を炊いて、、というわけには行かないのです。スーパーのデリも美味しくないし、毎日ピザのデリバリーを頼む訳にも行かず、ご近所のシェフが忙しい自分のために新鮮な材料を使って料理して届けてくれたらいいなあと夢を見ていました。そしてそれをそのまま実現したのです。現在は100億円以上の投資を集めるビジネスに成長しました。
料理の値段は$5-$15で、毎日1PM前にオーダーすると、その日の3-5PMまたは、5-7PMを選んでデリバリーされるシステムです。
Muncheryを見ていて感心するのは、ウェブサイトだけでなく、サービス全体についても、UXが考えつくされたデザイン・設計になっている点です。
1. あえて品数を少なくしてある
宅配ではなく”パーソナルシェフがあなたのために今日の夕飯を作ります。”というコンセプトで選ぶのに迷う事がない。
2. 飽きのこないセレクション
チキン、ビーフ、魚、野菜、パン、米、トルティーヤのチョイス。アジアン、メキシカン、インドなどを絶妙にミックスしたメニューは同じ材料を使い回しながらも毎日少しづつ料理と味付けが変わる。買いだめした食材を一週間で使い切るような感じ。
3.カジュアルだけど親切なサービス
制服も無くご近所さんが宅配してくれるような感じを演出。
4.秀逸なウェブサイト
サイトのUIがクリーンで無駄が無くユーザビリティが抜群に良い。
もちろん、彼らも試行錯誤を繰りかえしUI/UXを改良してきました。
Munchery の2014年と2016年のデザインを比べてみてみましょう。
2014年:ランディングページ。文字が多すぎて料理が見えない。余計なインフォメーションが多すぎる。写真のクオリティがあまり良くない。
2014年:メニュー。写真が統一されていずに美味しさが伝わらず、毎日頼みたいなという気持ちになりません。
2016年:現在のMunchery ランディングページ。センスのよさが伝わってきます。高級感がグンと増して美味しそうですね。
ログイン後のメニュー。こちらも余計な説明が一切無いが、見やすく選択しやすい。 写真の取り方やレイアウトに統一感があるので美味しそうに見え、今日はこれ、明日はこちらと毎日オーダーしたくなる。
2016年:現サイト詳細ページ。タブを配置した詳細が見やすく説明も短くて的確。
“こちらもおすすめ”のチョイスも良い。
一切無駄のないカート。シンプルで非常に使いやすい。
良く考えられた無駄の無いビジュアルは“新鮮・美味・安全” という料理に対する印象だけでなくスピーディーで無駄の無いサービスが期待できそうな印象をユーザーに与え、彼らのブランディングを高めるのに成功しています。
オンラインのUI/UXにここまで気を配れる企業は、商品やサービス全般に気を配っているだろうと思われるのは当然のことだと思います。
一方で、これは、みなさんに取っても「他人事」ではありません。
今日、ウェブサイトやアプリなど、ネット上に利用者・消費者との接点を持たずにビジネスをしている企業はほとんどありません。しかし、みなさんのウェブサイトやアプリは、「見た目の美しさ」や「機能の多さ」で、競合他社としのぎを削っている訳ではありませんよね。
大切なことは、商品やサービスの購入から利用にまつわる一連のエクスペリエンス、つまり、どれほど快適に、ストレスなく、そして楽しく購入や利用ができるのかという点であり、そういうエクスペリエンスを提供できる企業やサービスに人は集まります。
なので、みなさんのウェブサイトやアプリは何も変えていない(=少なくとも何も悪くはなっていない)としても、競合他社が、UI/UXに改良を加える努力を続けていれば、利用者・消費者からみれば、相対的に、みなさんのサービスは使い勝手が悪くなったという評価になってしまいます。
気づいたらユーザーが離れてしまった。そんなことになる前に、ルグランと一緒に、みなさんのサービスやサイト・アプリのUXを見直してみませんか?
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モバイルコマースの調子は上々で年々売り上げを伸ばしています。小売りだけでなく、サービス、不動産、交通などありとあらゆるビジネスがモバイルコマースで収益を上げています。今頃まだモバイルコマースに適応していない企業はさすがに少なくなって来ていると思いますが、モバイルコマースがあってもトラフィック獲得や コンバージョンに結びつかず、苦戦している場合も多いのではないでしょうか。そこで今急成長のソーシャルモバイルコマースを導入してみましょう。
ソーシャルコマースとはSNSとECサイトを一緒にしたサービスで、気に入った写真をSNSで共有して気に入った商品が見つかったらそのまま購入できるシステムです。Lyst.com, fancy.com, fab.com, opensky.com などが人気ですが、どのサイトもシンプル、クリーンでセンスの良いデザインです。
そして、特に注目すべきなのが、モバイルからの売り上げです。Facebook によると2015年1月から5月までのモバイルからのソーシャルコマースの売り上げは前期に比べ30%も売り上げが伸びています。ソーシャルからコマースへのトラフィックは前年比に比べて200%も増えていますからこれを利用しない手は無いでしょう。売り上げは10人のうち3人がモバイルから購入しており、24%がスマホで6%がタブレットからです。ソーシャルモバイルコマースの売り上げはこれからますます増加して行くでしょう。
マルチチャネルとオム二チャネル
便利でモビリティ(可動性)が高く、何処でも何時でも、というのがモバイルコマースでの売り上げが爆発的に上がっている大きな理由ですが、オムニチャネルがその便利さの最たる形でしょう。少し前まではテレビ通販、お店、PC, モバイル、などの複数の経路で購入するマルチチャネルでした。そして今は、全部(omni)の経路(channel)でシームレスに買い物できる環境を提供できる企業の業績が急成長しています。たとえば、facebookで友達がおすすめの可愛い服を見つけ、モバイルで購入し、在庫を調べて店舗に取りに行き、ついでに沢山の買いものをしたので即日配達してもらう、みたいな流れです。その可動的な性質からか、Facebook のレポートでは オムニチャネルのユーザーは実に56%がモバイルから購入しています。小売店だけでなく、旅行やホテルなどのサービス業もこれからモバイルからの購入者はもっと増えて行くでしょう。
ソーシャルモバイルコマースを入り口に
そこで急成長をとげるソーシャルモバイルコマースをトラフィックの入り口にし、オムニチャネルに振り分ける流れを作ります。これからの マーケティング費用はソーシャルメディアでの宣伝に多くを費やすことを強くおすすめします。ソーシャルでの宣伝はターゲットを絞りやすくシンプルで効果的だからです。
Facebook, Twitter, LinkedIn , Google+ などから集客し、売り上げに繋がる流れを作りましょう。以下が売り上げアップの戦略の一部です。
1. ソーシャルログイン(うるさくないように工夫が必要)
2. 商品のストーリー紹介(ソーシャルでの商品紹介)
3. ソーシャルでのクーポン、セールのお知らせ
4. 友達と情報シェアしてお買い物
5. リフェラル(紹介)プログラム
6. ロイヤリティプログラム
7. カスタマーQ&Aの充実
8. ビデオを使用したビジュアルコマース
9. email
こちらをみてもキーになるのはソーシャルですね。そしてソーシャル=モバイルであることを常に意識して最適化につとめましょう。
ルグランでは、国内外のクライアントに向けて、モバイルやソーシャルを活用したECサイトのデザインや構築~マーケティング戦略支援など、過去10年にわたり、多数、お手伝いをさせて頂いております。当社の実績や事例などにご興味のある方は、ぜひお問い合わせ下さい。また、モバイルサイトの構築やリニューアル、ソーシャルメディアの活用などについてのご相談も随時承っておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
お問い合わせはこちら
電話:0120-066-898
メール:info@LeGrand.jp
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ソーシャルコマースとはSNSとECサイトを一緒にしたサービスで、気に入った写真をSNSで共有して気に入った商品が見つかったらそのまま購入できるシステムです。Lyst.com, fancy.com, fab.com, opensky.com などが人気ですが、どのサイトもシンプル、クリーンでセンスの良いデザインです。
そして、特に注目すべきなのが、モバイルからの売り上げです。Facebook によると2015年1月から5月までのモバイルからのソーシャルコマースの売り上げは前期に比べ30%も売り上げが伸びています。ソーシャルからコマースへのトラフィックは前年比に比べて200%も増えていますからこれを利用しない手は無いでしょう。売り上げは10人のうち3人がモバイルから購入しており、24%がスマホで6%がタブレットからです。ソーシャルモバイルコマースの売り上げはこれからますます増加して行くでしょう。
マルチチャネルとオム二チャネル
便利でモビリティ(可動性)が高く、何処でも何時でも、というのがモバイルコマースでの売り上げが爆発的に上がっている大きな理由ですが、オムニチャネルがその便利さの最たる形でしょう。少し前まではテレビ通販、お店、PC, モバイル、などの複数の経路で購入するマルチチャネルでした。そして今は、全部(omni)の経路(channel)でシームレスに買い物できる環境を提供できる企業の業績が急成長しています。たとえば、facebookで友達がおすすめの可愛い服を見つけ、モバイルで購入し、在庫を調べて店舗に取りに行き、ついでに沢山の買いものをしたので即日配達してもらう、みたいな流れです。その可動的な性質からか、Facebook のレポートでは オムニチャネルのユーザーは実に56%がモバイルから購入しています。小売店だけでなく、旅行やホテルなどのサービス業もこれからモバイルからの購入者はもっと増えて行くでしょう。
image:
mobilecommercedaily.com
mobilecommercedaily.com
ソーシャルモバイルコマースを入り口に
そこで急成長をとげるソーシャルモバイルコマースをトラフィックの入り口にし、オムニチャネルに振り分ける流れを作ります。これからの マーケティング費用はソーシャルメディアでの宣伝に多くを費やすことを強くおすすめします。ソーシャルでの宣伝はターゲットを絞りやすくシンプルで効果的だからです。
Facebook, Twitter, LinkedIn , Google+ などから集客し、売り上げに繋がる流れを作りましょう。以下が売り上げアップの戦略の一部です。
1. ソーシャルログイン(うるさくないように工夫が必要)
2. 商品のストーリー紹介(ソーシャルでの商品紹介)
3. ソーシャルでのクーポン、セールのお知らせ
4. 友達と情報シェアしてお買い物
5. リフェラル(紹介)プログラム
6. ロイヤリティプログラム
7. カスタマーQ&Aの充実
8. ビデオを使用したビジュアルコマース
9. email
こちらをみてもキーになるのはソーシャルですね。そしてソーシャル=モバイルであることを常に意識して最適化につとめましょう。
ルグランでは、国内外のクライアントに向けて、モバイルやソーシャルを活用したECサイトのデザインや構築~マーケティング戦略支援など、過去10年にわたり、多数、お手伝いをさせて頂いております。当社の実績や事例などにご興味のある方は、ぜひお問い合わせ下さい。また、モバイルサイトの構築やリニューアル、ソーシャルメディアの活用などについてのご相談も随時承っておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
お問い合わせはこちら
電話:0120-066-898
メール:info@LeGrand.jp