2015.06.17 | ビッグデータ
蒸し暑さが増してきている6/17(水)の早朝、第41回ルグラン朝会を開催しました。

今回のルグラン朝会は、4月末から取り組んでいたAKB48選抜総選挙の総括をテーマに、データをご提供頂いたホットリンク社の浅野氏を交えた座談会形式で進められました。AKB48選抜総選挙の話題とあって、初めてご参加される方も多く、いつもとは違う視点でのご意見も頂くことができました。

まずは弊社代表の泉から、私たちがAKB48選抜総選挙の予測に取り組むことになった経緯や今までの振り返り、また、AKB48だけでなく、その他のデータドリブンマーケティングの事例をご紹介。今回の参加者は男性が多かったこともあり、日本とアメリカにおける「禁煙」というワードの検索動向の違いに関する話に、参加者の方々は興味を持たれているようでした。


続いて、2014年・2015年のAKB48選抜総選挙予測のデータ分析を担当した弊社アナリストの岡田より、今回の予測モデルの詳細についてご紹介させていただきました。昨年からSKE48やHKT48などの地方グループが上位にランクインする傾向が見られてきたため、今年は「支店グループ調整率」を独自で考案したという点が、今年も上位順位を的中させた要因であるとお話しさせていただきました。

そして、泉・岡田と、ホットリンク社の浅野氏を交えた座談会では、実際にクチコミデータを抽出した浅野氏が、今年のデータ傾向を見て気づいたことをお話いただき、予測分析をする際に他者の予測や予想を見るか否かとの質問では、他の予測と違った予測が出たときに不安になるので、結果が出るまでは見ない!といった岡田の意見に会場は盛り上がりました。

その後、ホットリンク社が開発中の新しいサービスや、中国やアジア圏のクチコミ分析についてもお伺いでき、インバウンドに興味のある参加者の方々と活発なディスカッションが行われました。

AKB48の話題だけでなく、最近のクチコミ傾向やデータドリブンマーケティングについて、参加者の方々から興味深い質問もあり、充実した朝のひと時となりました。

昨今、ビッグデータの活用が注目されている中、弊社でもショーケースとしてAKB48選抜総選挙の予測分析を行いましたが、今後は弊社の専門であるマーケティングにおいて、ビッグデータを用いたブランディング戦略の立案やCRMデータの活用を行っていきますので、ご興味のある方はぜひご相談ください。

【お問い合わせ・連絡先】
info@legrand.jp






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2015.06.11 | ビッグデータ
6月6日に福岡ヤフオク!ドームで、「AKB48 41 st シングル選抜総選挙」の開票結果が発表されました。先日公開したビッグデータにもとづく弊社の予測は、どのくらい当たったのでしょうか?

ここでは、先日のブログで、今年の予測のハイライトとして揚げた、以下の5つのポイントを中心に、今回の選挙結果を振り返ってみようと思います。
1.昨年は2位に甘んじた指原莉乃が、念願のセンターを奪取。
こちらは弊社予測通りとなりました。「AKB48総選挙公式ガイドブック2015」の取材班では高橋みなみ、鳥取大学・石井先生のチームによる予測では柏木由紀と、今年の1位に関する事前予測は、意見が分かれていたようでしたが、結果的には弊社予測通り、指原莉乃が1位に返り咲きました。

2.昨年1位の渡辺麻友は3位に後退する一方、昨年3位の柏木由紀が僅差の2位に。
TOP 3については、メンバー・順位ともに、すべて弊社予測通りの結果となりました。また上位16人の選抜メンンバーのうち、13人は弊社予測通りの顔ぶれとなりました。

3.指原・柏木の予想得票数は20万票を超え、トップ3の合計得票数は、前年比で約52%の増加を見込む。(昨年1位だった渡辺の得票数は約16万票。)
弊社予測の特長は、順位だけでなく得票数も予測・公開している点です。トップの確定得票数は約19万4千票で、弊社が予測した20万票ラインには届きませんでしたが、過去数年、トップ得票数の減少・頭打ち傾向が続く中、今年は、トップの得票数が大幅な増加に転じるという結果については、概ね、弊社の予測通りであったと言えるのではないでしょうか。

ちなみに神7入りに必要な得票数も、約8万7千票という弊社予測に対し、結果は8万1千票。得票数が10万票を超えるのはTOP5以上という結果も、弊社の予測通りとなりました。

4.上位16名のうちSKE48・HKT48・NMB48の「支店」メンバーが11名を占めるなど「地方化」が進展。
弊社では、上位16名中、AKB48からの選出は5名に留まり、残り11名は「支店」メンバーで占められると予測しましたが、実際には16名中10名が「支店」メンバーという結果となり、弊社予測通り、地方化が進む選挙結果となりました。

5.特に昨年50位の木本花音(予測16位)・同31位の高柳明音(同10位)などSKE48メンバーの上位進出が目立つ。
高柳明音は昨年の31位から14位に順位を上げ、弊社予測通り、選抜メンバー入りを果たしましたが、一方、木本花音は48位に終わり、弊社予測に反し、昨年の50位とあまり変わらない結果となりました。

また、弊社では、上位16名の中で、SKE48が6名で最多勢力になると予測しましたが、実際には6名が選出されたAKB48が最多勢力となりました。但し、順位が発表された上位80名の中では、SKE48から23人が選出され、最多勢力となったようです。

以上が予測結果の総括となりますが、来週(6月17日)に開催予定の朝会では、分析を担当した弊社アナリストの岡田や、データ提供を頂いたホットリンク社の開発本部・シニアアーキテクト浅野弘輔氏を交え、今回の予測手法に関する評価や、ソーシャルデータのマーケティング活用へのヒント、さらにはAKB48の今後の戦略展望など、さまざまなテーマについて、楽しくディスカッションをしてみたいと思います。

ご興味のある方は、ぜひ、こちらよりお申込み下さい。

■日時:2015年6月17日(水)7:30~9:00
■テーマ:「《総括》データで読み解く2015年AKB48選抜総選挙」
■ゲスト:株式会社ホットリンク 開発本部 システム開発グループ シニアアーキテクト浅野 弘輔氏
■参加募集人数:10-15名様程度
■場所:OnJapan CAFE  
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-8-1 セレンディピティ1階
(千代田線・副都心線 明治神宮前駅4番出口より徒歩5分)
地図を見る
■費用:無料(但し、朝食代は実費:1,000円程度)

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2015.06.05 | 一般
本日弊社では、「株式会社ルグラン、米国サンフランシスコのハンドメイドグラノーラの店舗販売を開始~芦屋のGrand Food Hallをはじめ、ナショナル麻布、ナショナル田園で限定販売~」に関するプレスリリースを発表しました。

デジタルマーケティングのコンサルティング会社、株式会社ルグラン(本社:東京都港区 代表取締役:泉浩人、山辺 仁美 以下ルグラン)は、昨年11月から米国サンフランシスコのオートクイジーン社が生産する本格ハンドメイドグラノーラの日本市場進出をプロデュースしています。これまでは、通販サイト「Love Granola(www.lovegranola.jp)」を通じて製品の紹介・販売を行ってきましたが、国内で販売されているグラノーラでは満足できないグラノーラファンから強い支持を得ていることから、今般、以下の3店舗でも販売を開始し、更なる認知度アップを目指していきます。

・ Grand Food Hall(グランドフードホール)
・ National Azabu(ナショナル麻布)

・ National Den-en(ナショナル田園)

「Grand Food Hall」は、こだわりの商品をお客様にご紹介するというコンセプトを基に、昨年6月に兵庫県芦屋にオープンした高級デリカテッセンです。素材選びから製造手法まで、強いこだわりをもって作られているオートクイジーン社の本格ハンドメイドグラノーラに共感し、販売することになりました。

また、東京広尾と田園調布にある「National Azabu」と「National Den-en」は、輸入食材を多く取り揃えた高級スーパーマーケットで、顧客の70%を外国人が占めています。今回の販売展開により、日本のグラノーラでは満足できないと感じる同店の顧客が、日本にいながらも本格的ハンドメイドグラノーラを購入できるようになります。

グラノーラ作り一筋、30年以上の歴史を持つオートクイジーン社が作るグラノーラは、創業時のレシピを頑なに守り、毎朝、創業者自らが、グラノーラをローストしているこだわりの商品です。米国のオーガニックスーパーの最大手「ホールフーズ」では、18年前に販売を開始以来、不動の人気商品となっています。

デジタルマーケティングの領域で10年以上の経験を持つルグランでは、デジタルが持つ可能性を最大限に活用し、オートクイジーン社のような、小規模でも、本物に徹底的にこだわる企業に対して、より効果的にその商品の魅力を伝え、人々に語られ、愛される商品に育てあげていくためのプロデュースを、引き続き積極的に行っていきたいと考えています。

Grand Food Hallグランドフードホール
〒659-0091 兵庫県芦屋市東山町6-6
TEL 0797-35-2020

National Azabuナショナル麻布
〒106-0047東京都港区南麻布4-5-2
TEL 03-3442-3181

National Den-en(ナショナル田園)
〒158-0085 東京都世田谷区玉川田園調布2-6-21
TEL : 03-3721-4161

[Love Granolaについて]
本格ハンドメイド、グルメグラノーラをサンフランシスコからお届けします!
カリカリの歯ごたえと香ばしさを一度経験すると、朝食はもちろん、ランチやスナックにも食べたくなる、まさに、Love Granola!
URL: www.lovegranola.jp
Facebook : http://www.facebook.com/LoveGranola.jp

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[本件に関するお問い合わせ先]
株式会社ルグラン 山辺仁美
Email: info@LeGrand.jp Tel: 03-6447-4567

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2015.05.28 | UX
なんて疑問、いまだに持っている人も少なくないのではないでしょうか?

「UX」という言葉は、特にここ数年ではいわゆるバズワード(業界専門的流行語)みたいになってるのかも知れません。実際に、デザイナーの肩書きの前に「UX」と付けただけの、自称UXデザイナーという人は、こちらでも多くいます。

確かにデザインシンキングの過程において、どこからどこまでがUXであるとか、その明確なラインは見えにくいのかも知れません。従って、デジタルデザインに関わるデザイナーは、UXも”できます”的になるのかもしれませんね。言い換えれば、シニアレベルのデザイナーであれば、誰でもUXを視野に入れてデザイン作業していることは間違いありません。

それでは、そもそも何故この「UX」は、バズワードになったのでしょうか?

もちろん、その理由は一様ではないと思いますが、下のイラストに、その背景、つまり「UX」が台頭してきたひとつの理由があるのではないかと考えます。このイラスト、実はかれこれもう10年ほど前に作られたもので、ひとつの典型的なプロジェクトをそれぞれ担当者の視点から面白可笑しく捉えてみたコミックです。もう少し新しいバージョンのモノもあるのですが、ここではオリジナルの簡素版を例に挙げて説明してみたいと思います。


 各イラストを上・下段、それぞれ左から説明すると:

1:どのようにお客様が説明したか。
2:どのようにプロジェクトリーダーが理解したか。
3:どのようにアナリストがデザインしたか。
4:どのようにプログラマーがコーディングしたか。
5:どのようにビジネスコンサルタントが説明したか。
6:どのようにプロジェクトがドキュメントされたか。
7:どのオペレーションがインストールされたか。
8:どのようにお客様が請求されたか。
9:どのようにサポートがなされたか。
10:実際、どのようなモノをお客様が望んでいたか。

と、なってます。

デジタルデザイン業界に携わっている人であれば、ちょっと苦笑いしてしまうのではないでしょうか。

確かに10年以上前には、クライアント、プロデューサー、ディレクター、デザイナー、プログラマー、コンサルタントが集まり、その叡智を結集させてプロジェクトを進行させ、ようやくプロダクトローンチまで辿り着いたにもかかわらず、その数ヶ月後には、もうすでにリデザインの新規プロジェクトの話が立ち上がっている…といったようなプロジェクトが、こちらでもかなり沢山あったようです。

そこで、いわゆるUXデザイナーが携わる様々なワークフローと、そこから造られる仕様書が重宝され始めたのです。競合分析などのリサーチから始まり、コンテンツモデル、エクスペリエンスマップ、メンタルモデル、ペルソナ、プロセスダイアグラム、シナリオマップ、タスクフロー、サイトマップ、ユーザビリティーテスト&レポート、ワイヤーフレーム、スタイルガイド、ユーザージャーニー、そしてプロトタイプ等々。

まずは何を実現したいのかという情報収集をしっかりとして、それに基づいたUXプロセスを着実に取り入れてプロダクトのゴールを定める。そして、各担当者の共通理解を得ながらそのゴールに向ってプロジェクトを進行させれば、そう、こんなイラストの結果にはならないハズですよね。

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