こんにちは、インターンの佐藤です。
今回は、私自身の経験も含めた「推し活経済」についてお話ししたいと思います。
そもそも「推し活」とは何でしょうか?
推し活とは、特定のアイドルやキャラクター、アーティストなどを応援する活動のことです。「ファン」や「オタク」という言葉は、多くの場合、推し活の能動的活動者を指します。
近年、推し活は企業戦略として注目されるようになりました。以前は、社会であまり良い印象を抱かれないのがファンやオタクというステータスでしたが、【MERY Z世代研究所 推し活調査】によると今やZ世代の6割が「推しがいた経験がある」と回答。
この傾向について、時代の風潮は然ることながら、今の親世代が少年期・青年期に漫画やアイドルに触れていた世代であるということが有力な根拠として挙げられています。
ここからは、私が実際に行ったことのある推し活を紹介します。
コンサートや作品の鑑賞
推しがアイドルやアーティストの場合、ライブやコンサートに行くことはもっともポピュラーな推し活と言って良いでしょう。
こうしたライブは東京を中心とした関東圏、あるいは、日本を巡る「全国ツアー」であれば全国の主要都市で行われることが多いです。ここで投入される「推し活代」は、ライブのチケット代だけではありません。ライブに伴って販売されるアイドルグッズやアーティストグッズ代、遠方の会場に行く場合の交通費、宿泊費、食費を含めた「遠征代」なども重なり、最終的には高額の出費になることが多いです。
いわゆる「現場」と呼ばれる会場に赴く行為は、推し活の中でも高い経済効果を見込めます。
また、映画館や舞台で作品を鑑賞することも「現場」の1つです。こうして考えると、推し活がとても身近な活動であることがわかりますね。
私も先日映画を鑑賞してきました。映画『ラストマイル』は、2018年放送のTBSドラマ『アンナチュラル』と2020年放送のTBSドラマ『MIU404』の世界観を共有するシェアード・ユニバース作品として売り出されました。
あらゆるコンテンツに言えることですが、オリジナル作品は原作の知名度に頼ることができない分、往々にして話題性の確保が難しいです。
そんな中、『ラストマイル』は人気ドラマの2作品のタイトルを活用し、ある種のシリーズものとして既存ファンの盛り上がりを狙いました。出演する俳優だけでなく、脚本家、監督、主題歌を手掛けるアーティストなど、裏方までもドラマ作品と同じ制作陣にすることで、既存作品の雰囲気を壊すことなく映画という新天地に展開したことも、既存ファンが十分に納得して受け入れてくれるようなプロモーションだったと思います。
まさに、私もドラマを視聴していたファンで、好きな作品タイトルが公式プロモーションとして掲げられていると、「ぜひ見に行きたい」という心理になりました。
先日鑑賞してきた映画
推しと共に歩く
多くのコンテンツにおいて、缶バッチ、ブロマイド、アクリルスタンド、ぬいぐるみなど、グッズが多様な形態で販売されています。これらを「持ち歩く」という行為が、推し活の特徴的な行動だと考えられます。
この行動の主な動機は、「推しのグッズと写真を撮ってSNSにアップする」ということ。ファンやオタク同士のコミュニティのつながりは強く、SNS上で活動についてアップすることは彼らが大切にする行動の1つです。他にも、「1人旅も寂しくない」といった意見や「オタクの友人と出かける理由になる」といった理由もあります。
実家の景色と推しグッズ
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