2015.05.18 | コラム
全国的にも注目を集めた大阪都構想を巡る住民投票は、反対が賛成を上回るという結果となりました。

一方で、テレビ局が実施した年代別・男女別の出口調査の結果を見ると、20代〜60代までは、賛成が反対を上回っていたことから、ネット上では「現状を変えたくない老人たちに潰された。」「老害だ。」といった意見も多く見られますが、本当のところはどうだったのかを、データで検証してみたくなりました。

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2015.04.30 | UX
いよいよApple Watchの出荷も始まり、最新の最もアドバンスなタイムピース(精度の高い時計)として、これからその機能性などを耳にする機会は多くなるでしょう。

まず、Apple Watchは、他のアンドロイドウェアやサムソンギアと同様に、スタンドアローン(独立型)デバイスではありません。ですので、常にiPhoneとのペアリングが必要です。なお、このペアリングは電話一機に対して時計一機という1対1の関係で、複数のApple Watchを同じiPhoneにペアリングさせることはできません。コネクションは基本的にブルートゥースですから、電話から約10メートル程度が使用可能な範囲になります(もちろんWiFiを使うとこの限りではありません)。ですので、Apple Watchのスタンスとしては、あくまでもiPhoneのアクセサリー、もしくはセカンドスクリーンという感じですね。

では、どんなアクセサリーになるのでしょう?

時計機能に加え、基本的にはフィットネスのモニタリングやコミュニケーションツールとしての主な使用が想定されます。独自のディスプレイに加え、センサーとして、心拍センサー、加速度センサー、ジャイロメーターを備えていますが、GPSは掲載されていません。また、スピーカーとマイクを備えていますが、ヘッドフォーン用ジャックはありません。基本的なタッチポイントは通常のスマートフォンのタップやスワイプですが、ディスプレイの感圧タッチや、デジタルクラウン(右サイドにある竜頭型のコントローラー)による操作も可能です。

懸念されているのは、バッテリーの継続時間です。一晩の充電で最大18時間程度とのことですが、アプリの使用頻度により1日持つかどうか微妙です。ただし、ウォッチ用アプリの想定インタラクティビティー時間は、Appleの推奨で5~10秒ですので、既存アプリのスーパーライト版を使用するという想定です。なので、ずっと長時間続けてナビゲーションアプリを使用するとか、音楽を聴くとかでなければ、それほど問題ないのかもしれませんが、ちょっと心もとないですね。ちなみに、リチャージに必要な時間は、1時間半で80%、2時間半で100%です。

UXとしては、よりパーソナライズされた通知機能などは、即役立つ機能として使えるのではないでしょうか。
ロケーションベースで電車の発着時間を通知するようなアプリで、たとえば、「渋谷発二子玉川行きの最終電車は、あと5分で出発します、お急ぎください」と伝えてタイマーモードになる等、個人的なミニアシスタント機能は期待できます。

つまり、今までのように、電話を取り出してアンロックして、アプリを探して開いて...みたいなことは必要なくなるのではないでしょうか。

Apple Watch、タイムピース+タイムセーバー的なデバイスです。

以上、初期型モデルはあくまで電話のアクセサリーとしての高級オモチャ感は拭いきれません。また、ご存知のように、Appleはデベロッパーにハードのデモ版(サンプル)を支給する例はまれですから、初版のアプリはスロースタートになるでしょう。ただ、バッテリーやソフトウェアのアップデートとともに、これから改良を重ねて登場してくるアプリの数々、またそのスピードを考えると、やはりウォッチを含めたこれからのウェアラブルの可能性は計り知れません。

皆様もウェルカムビデオを見てみて、また実際に使用してみて、これからのUXインパクトを考えてみてください。LAデザインチームでは6月にサンフランシスコで開催されるApple主催の開発者向けイベント、WWDCに参加して、今後数ヶ月の進歩とさらなる進展を予感してみたいと思います。

Apple Watch公式サイトより


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2015.04.29 | 一般
ルグランの年間行事の一つになりつつある『データで予測するAKB48選抜総選挙』の季節が今年もやってきました!

選抜総選挙の日程、立候補メンバーが発表されるこの時期、弊社の分析チームは熱烈なファンさながら、AKB48公式サイトやメンバーに関するネット上の様々な書き込みをチェックする毎日。現在、2015年版ルグラン予測モデルを構築すべく、パートナー会社様にご協力いただきながら、データを収集しているところです。

過去2回の予測では、1回目に独自の予測モデルから上位16名中、15名のメンバーを的中させ、さらに2回目の昨年は、公式の速報発表では、指原莉乃が1位となっていましたが、弊社ではクチコミやTV・CMの出演データに基づく分析結果から、渡辺麻友の1位を予測、見事に的中させる結果となりました。

一方で、昨年のブログでも書いたように、立候補メンバーの「地方化」が、今年はさらに加速化することが予想され、得票数とブログやTwitterなどでのクチコミデータやTV・CMへの出演情報のデータの関係が薄れ、データから得票数を予測することが難しい状況となっています。(昨年の上位16人中10人が地方グループに所属)

さらに、小嶋陽菜、松井玲奈、生駒里奈といった、去年、上位16位にランクインしていたメンバーが、今年は出馬しないことが発表されており、これまで以上に順位の予測が難しいと考えられます。

これらの状況を踏まえ、今年のルグラン予測モデルは、クチコミデータやTV・CMデータの利用に加え、Google+、755、TwitterなどのSNSフォロー数や、YouTubeのAKB48公式チャネルにおける、立候補メンバーのPR動画の再生回数など、ファン数が反映されていると思われる公開データを分析対象に組み入れることを検討中です
分析に利用する各指標の相関を確認するための散布図行列

今後は、収集したデータから今年の予測モデルを構築し、予測得票数を算出する作業を行い、5/20の開票速報発表にあわせて、弊社からは、データ分析から導き出した、2015年のAKB48選抜総選挙の予測を発表予定ですので、どうぞお楽しみに!

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2015.04.23 | イベント
4/22早朝、朝日が燦々と注ぎ込む気持ち良いのカフェで、ルグラン朝会が開催されました。


今回、テーマに取り上げたのが、先週から世界中で先行予約が始まった今話題のApple Watch。早速予約をされた方、興味はあるけど、まずは使用者の感想を聞いてから、、という方々が集まり、活発なディスカッションが行われました。

まずは、すでに予約を済ませたという弊社代表 泉がApple Watchの基本的な機能や海外での反応をご紹介。ウェアラブルの特性を生かした機能やアプリに大きな期待が寄せられる一方、「スマホとの差別化は?」「本当にこの機能は便利?」といった声も世間から聞こえ、参加者の方からも、Apple Watchがなくてはならない存在理由が必要との意見がありました。

海外の大手メディアが制作したApple Watchを身に着けた1日を追った動画では、アポの予定を振動で教えてくれたり、時計を見る感覚で気軽にメールや最新ニュースのチェック、また、スポーツクラブでは、心拍数の管理など、Apple Watchが日常生活にうまく取り込まれている様子がえがかれていましたが、その後のディスカッションでは、頻繁にApple Watchを確認する動作にちょっと違和感を感じると感想もありました。(相手に時間を気にしている印象を与え失礼にあたるのでは?)

 
Apple Watchを身に着けた日常はこんな感じ

 更に、ディスカッションの中で、参加者の皆さんから、Apple Watch開発者さながら「こんな機能があればいいのに」「こんなアプリがApple Watchに特化しているよね」といったアイディアが次々と出ました。


一方で、携帯電話やスマートフォンの台頭で、腕時計から解放されたのに、また逆戻り?との意見もあり、時計でありながら時計以上の存在、時計ではない存在として、スマートフォンのように、生活の中でApple Watchがないと困るという状況を生み出す機能やアプリの誕生に期待したい(もしくは、自分たちで開発する!)と、早朝からディープな話題で盛り上がりました。

今後さらに注目が集まるApple Watch、ルグランでは今後もブログやセミナー等でも取り上げて行きたいと思います。

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2015.04.09 | UX
円安の進行や、東南アジア諸国における訪日ビザの緩和・羽田空港からの国際線増強などの影響により、海外から日本を訪れる旅行客は急速に増加しています。

2020年の東京オリンピックに向けて、日本への渡航者はさらに増えると期待されており、急拡大が見込まれる「インバウンド消費」を取り込もうと、弊社にも多言語でのサイト構築や、マーケティング戦略の企画・実施に関するご相談も増えています。

とはいえ、日本語で作ったサイトを各国語に翻訳しただけでは、言葉も習慣も異なる外国人利用者のココロをつかむことは難しいでしょう。そこで、弊社がお薦めしているのが、ターゲットとなる国や地域の外国人ユーザに、実際にウェブサイトを利用してもらう「行動観察調査」です。

「行動観察調査」とは、被験者に実際にウェブサイトを利用してもらい、その様子を観察した上で、直接インタビューも行うことで、サイトのコンテンツや使い勝手に関する問題点や改善点を素早く洗い出すことができる手法です。アクセス解析に関する過去データの蓄積が充分でない場合や、異なるターゲットの属性毎に反応の違いを見たいといった場合には、特に有効な調査手法と言えるでしょう。

先日、弊社では、香港や台湾などアジア圏の女性ユーザを対象に、あるサイトの行動観察調査を行いました。調査は、まず、対象となるウェブサイト上で、被験者にどういう「タスク」を行ってもらうかという課題の設定から始まります。

まずは課題の設定から

 被験者が課題を理解したところで、いよいよ、実際にサイトを使い始めてもらいます。

被験者がサイトを利用する様子は、ビデオカメラで録画すると同時に、別室にあるモニターにもリアルタイムで映し出されます。弊社のコンサルタントやデザイナーは、それを見ながら、課題の中で与えられた「タスク」をこなすために、被験者が、どういうコンテンツを、どういう順序で読んでいくのか、また「タスク」を完了するプロセスの中で、被験者が迷ったり、動きを止めたりする箇所はどこか、といったことをチェックしていきます。

被験者がサイトを利用する状況を別室でモニタリング

さらに、「タスク」を完了した後は、被験者とインタビューを行い、サイトのコンテンツや使い勝手に関する印象や感想をヒアリングします。特に、被験者が戸惑ったり、間違った操作をした箇所については、「何かわかりづらかったのか」といったことも念入りに聴き取ります。

被験者からのヒアリングで生の声を収集

このヒアリングは、アクセス解析などのデータだけでは知り得ない、様々な情報を収集できる絶好の機会となります。

特に、外国人利用者をターゲットする多言語サイトの場合、日本人の観点から良かれと思って作ったコンテンツが、想定通りの評価や成果につながらないという場面にしばしば遭遇します。

たとえば、外国人が何に対して「日本らしさ」を感じるかといった点は、インタビューをしてみると、我々日本人の想像とは全然違ったフィードバックが返ってくることも少なくありません。

今回の行動観察調査でも、「サイトに記載する一部のコピーは、あえて日本語の表記を残すことで、クールな印象を与え、それは、日本の商品やサービスに対する高い品質を想起させる」といった意見も出され、サイトのコンテンツやデザインを考える上で、大変参考になりました。

拡大が見込まれるインバウンド消費の取り込みに向けて、多言語サイトの構築やリニューアルを考えている方は、ぜひ、一度「行動観察調査」を行い、外国人ユーザのココロをつかむウェブサイト作りに活かすことをお薦めします。

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メール:info@LeGrand.jp
電話:0120-066-898(フリーダイヤル)

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