来る8月23日、CNET JapanとルグランによるUXセミナーを開催することになりました。本セミナーでは「あらゆる接点で通用するユーザーエクスペリエンス創造手法」をテーマに、デジタル技術やマーケティングを活用した顧客体験(UX)を、どのように最大化・創造するのかを、様々な事例を交えてご紹介します。マーケター・エンジニア・デザイナーからアナリストの方々まで、UXに興味のある方なら誰でも大歓迎。我々と共にUXの真髄に迫りましょう。
セミナーの基調講演では、パナソニック株式会社東京オリンピック・パラリンピック推進本部システムデザイン科の原口雄一郎氏をお招きし、弊社の泉と共に、2020年に向けて増加する訪日外国人旅行客をターゲットとした、空港におけるエクスペリエンスをテーマに、国際空港ターミナルにおける、最高の「おもてなし」の実現を目指した両者の取り組みについてお話させていただきます。
セミナーを直前に控え、ご登壇いただく、原口氏と当日のセッション内容について事前対談を行いましたので、その様子を本ブログでご紹介いたします。
原口氏は2014年から、東京オリンピック・パラリンピック推進本部の空港事業創出プロジェクトリーダーとして、空港のアクセシビリティ改善に取り組んでおられています。対談では、原口氏の考える、「空港におけるエクスペリエンス」についてお話しいただきました。
◆海外の空港におけるエクスペリエンス
スカイトラックスが今年発表した「WORLD’S BEST AIRPORT 2016」では、4年連続で1位となったシンガポール・チャンギ空港。最大24時間前からチェックインができるので、荷物を早めに預け、ゆっくりショッピングを楽しむことができます。更にお店は24時間フルオープンというから驚き。
一方、日本の空港では、店舗の開店時間が短い、制限エリアに店舗が少ないなどの課題があると原口氏。今後、訪日外国人旅行客が求めるものが細分化していくことが予想される中、しっかりとしたショッピングの仕組みづくりを行うべきである。さらに、洗練された利用客に対し、最先端の技術とマーケティング手法を活用しながら、良い顧客体験を提供しなければならないとお話されていました。
◆最も多種多様な人が集まる場所である「空港」に求められることとは
空港は国・人種・ハンディキャップのある人など、多種多様な人が利用する他に類を見ない施設。それだけ、利用客の求める情報が多岐にわたることは容易に想像できます。そこで求められることは、言語対応はもちろん、あらゆるニーズに合わせた配慮。子どもを連れている・連れていない、荷物が多い・少ない人など、それぞれ求める情報は全く違います。2020年に向け、我々は施設と連携し、一人一人に合った情報を提供しなければならないと、熱く語っておられていました。
原口氏と泉が共に行う基調講演では、「インバウンド対策」と一言でいえない、訪日外国人旅行客の顧客行動や心理に基づく真のUXについて、多くの気づきを与えてくれそうです。
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【ルグラン・パナソニック 登壇スケジュール】
8月23日 (火) 15:05〜15:45
場所:dots.(東京都渋谷区宇田川町20-17 NOF渋谷公園通りビル 8F )
JR線、東京メトロ、東急線「渋谷」駅 ハチ公口から徒歩3分
尚、定員に限りがありますので、お早めにお申し込み下さい。