2015.11.24 | コンテンツ
12/1から東京国際フォーラムで開催されるアドテック東京の「ルグランルーム」にご登壇いただくスピーカーの方々との事前対談をシリーズでお送りしています。その第3回目は株式会社KADOKAWA Web Professional 編集部編集長の中野克平氏との対談内容をご紹介します。

アスキー・メディアワークスで、 Web ProfessionalというWeb媒体の編集長としてご活躍されておられる中野克平氏。2013年7月に創刊された『アスキークラウド』では、ソーシャル、ビッグデータ、モバイルなどのトピックを扱い、業界的にも新しいと評判に。多方面から注目を集める中野氏に、日本企業が抱える問題点を切り口に、ビジネスゴールとマーケティングゴールの違いについてお話していただきました。


多くの企業の問題点
多くの日本企業は、うわべだけの利益を求め、ユーザーが本当に求めていることが理解できていない。例えば、ユニクロやH&Mのように安くて多店舗展開するファストファッションが盛況となり、本物思考が失われてきている今、海外の高級百貨店をまねて、高級品を置けば高級品を好むユーザーが満足すると勘違いしているケースがあるようです。ターゲットとなるユーザーが何を求めているのかを考えなければならないところを、企業自身が、ターゲットを設定できず、また役割を理解できていないことに問題があるそうです。
デジタルマーケティングに於いても同じことが起きていると言えそうです。例えば、短期的な目先の利益を求め、コンバージョンだけをKPIとして設定し、やみくもにコンテンツを作り続ける。コンバージョン数が目標に到達しなかったから、ビジネスゴールが達成できなかったと考える企業が多い中、本来は、ビジネスゴールとマーケティングゴールは全く別物だと考えるべきとのこと。日本の企業が持つさまざまな問題点について話が盛り上がりました。


価値あるコンテンツでユーザーを魅了すべき
モエ・ベネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)が運営するサイトNOWNESS、インンターナショナル・ウォッチ・カンパニー(International Watch Company 、IWC)は、しっかり長期的な目標が考えて作られ、ブランディングに成功。NOWNESSのサイトは一見シンプルのように見えて、アート、ファッション、カルチャー、スポーツ、トラベルなど、各ジャンルの一流のクリエイターや専門家によるコンテンツが毎日配信され、今はLVMHには興味がないけれど、潜在的に将来の顧客になりうる可能性をもったユーザーを対象にサイトが作られているそうです。

また、中野氏が現在愛用されている腕時計は、20年前に雑誌の記事を見て、いつかは買いたいという思いを持ち続け、購入に至ったそうです。長期的な視点にたって魅力的なコンテンツを提供することで本質的な意味でのブランディングへと繋がっていくようです。こうした手法は遠回りな印象をうけますが、企業として今後生き残っていくためにはユーザーにとって価値のある情報を発信し、またコンテンツを作り続けていくことが重要になってくるのではないでしょうか。

中野氏のセッションでは、現在の日本企業の課題から、ユーザーが求めることを再度認識し、コンテンツを作る方法などを話していただく予定です。

【中野氏の登壇スケジュール】
12月1日(火)15:40 ~ 16:20
場所:東京国際フォーラム アドテック東京会場内 ガラス棟 G508

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