2017.05.18 | コラム

過日の5月14日、世の中は「母の日」でしたね。皆様はプレゼントをもらったり、送ったりしましたか?

様々な記念日とその市場規模
そんな記念日と相まって、盛り上がるのがプレゼント商戦ですね。
年間を通すと、バレンタインデーや母の日、父の日やハロウィン、クリスマスなど大きなイベントがあり、様々な企業が記念日に向けてプロモーションや販促を実施していると思います。
市場規模については、様々なデータがありますが、日本記念日協会の推計によると、【母の日:1,120億円】に対し、【父の日:420億円】となっています。
バレンタインデー・ハロウィン・クリスマスはどれも市場規模としては母の日よりも大きいデータが出ています。

 

なぜ父の日は母の日の半分以下なの?
ここで一つの疑問が浮かびます。どの記念日も必ずと言っていいほど、記念日が来れば世の中のニュースとして取り上げられます。
しかしながら、なぜ父の日だけ市場規模が母の日の半分以下まで落ちるのでしょう?
それぞれの記念日の特徴を考えてみましょう。
・クリスマス
家族や恋人と過ごす。そして、親から子へ、子から親へ、恋人同士で「相手が欲しがるもの」をプレゼントする人が多い。
・バレンタイン
女性から男性へ「チョコレートやプレゼント」を送ったり、今では友チョコなど女性同士でお菓子を交換する人も多い。
・ハロウィン
ここ数年で、日本でも大規模な記念日となったハロウィンですが、全国の至る所で「イベントが開催」され、家族・恋人・友人同士で「コスプレ」をして参加する人が多い。
・母の日
母親へ「花束(カーネーション)」をプレゼントする人が多いでしょう。
・父の日
父親へ「何か」プレゼントをする人が多いでしょう。

上記のように、父の日以外は、明確にお金が生まれやすいものが確立しています。
クリスマスは言わずもがなですが、バレンタインや母の日も何かプレゼントに迷っても“とりあえず”チョコレートやお菓子、カーネーションなど定番のプレゼントが存在します。ハロウィンも“コスプレする”など明確な行為が確立されています。
それらに対し、父の日は”とりあえず”や”定番”のプレゼントや行為がないように思います。もしも、母の日にはカーネーションのように父の日にも浸透している定番プレゼントがあれば、もっと大きな経済効果が生まれるかもしれません。

まとめ
もっと父の日にすべき行為が、明確に市場に浸透していれば父の日はもっと大きなイベントになるでしょう。
世の中に浸透させるためには、きちんと訴求ポイントを把握し、明確に伝えることが必要です。

ルグランは企業の課題に向き合い、効果的な方法で市場を切り開くお手伝いをします。



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