2017.08.22 | コラム

ホーホーと鳴くフクロウ型ロボットと目が合うと、タブレット端末の画面におすすめ商品が表示される――そんなサービスの実証実験が、デパート本店で始まる。搭載するAI(人工知能)が来店者の性別、年齢を分析し、おすすめ商品を選ぶという。
このニュースを見て、自分に合った飲み物を薦めてくれるという自動販売機を思い出しました。興味本位で機械の前に立ち、栄養ドリンクのみ勧められた経験を持つ者として、このフクロウと目を合わせるのに、少しためらいを感じます。

私の中で「何かを買う」ということは、「選ぶ時間」も一緒に買うことだと思っています。自分の時間を使い、選び、悩む時間も含めてです。人それぞれ欲しいものが異なるように、買い物に関しても、異なる行動を取るので、誰かと一緒に買い物をするのは、私にとっては、とても気を遣います。大体、一人で買い物をした時の方が、時間も短く、気に入ったものが手に入る様に思います。

買おうかどうしようかと悩んで、結果買ったときに後悔したり、意を決して買いに出向いた際には、既に売り切れていて後悔したり、と様々ですが、熟考した結果、本当に自分の選びたい物が手に入るか…というと、そうでもないことも多々あります。一目で、これっ!と決めた物を、その後も愛用することがあります。本当に買い物は難しいです。どういった買い物方法が一番いいのか、未だにわかりません。ですが、買い物が好きだということは自負しているので、「買い物」をしたいけど、何か欲しいか分からない。という奇妙な事も起こった時には、このフクロウの出番なのかもしれません。ホーホーと鳴きながら提案されたら、それらに新しい自分の世界を見つけられるきっかけになるかもしれない。そんな期待も少し抱いています。

雑誌やTV、ネットの中の膨大な情報から、自分の趣向を探し出す手間を、ロボットに委ね、フクロウがプレゼンしてくる売りたい物がなんなのかは、と、探る楽しさも感じることが出来るなら、一度目を合わせてみたいと思います。興味本位から購買につながる事もあるでしょう、正確な提案だけでなく、幅広い方へのアプローチが、ニーズを掘り起こすキッカケになるかもしれません。何がキッカケで商品やサービスとお客様をつなぎ、好きになってもらうか、多種多様な方法がある中、ルグランでは、今のつながりに1ステップ加えるお手伝いをしております、是非、目線を様々に変えて、お客様の好きを一緒に見つけてみませんか。



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