こんにちは!
2人の子供を持つ私の平日のタイムスケジュールは、かなり慌ただしいものです。
朝6:30に子供達を起こし、7:00には朝ごはんを食べさせ、7:20には家を出て幼稚園バスを見送りへ行き、8時になると小学生の子供を見送り、ようやく自分1人の時間。とは言っても、残りの家事や身支度をしているうちにあっという間に出勤時間の9時になってしまうという状況です。
そして、仕事を終え会社を出る頃にはもう夕方。通勤時間はせめてものリフレッシュに好きな音楽を聴きながら、混み合った車内では晩御飯の献立を考えているか、スマートフォンでお買い物をしていることがほとんど。すると、あっという間に最寄駅に到着してしまいます。
いつもバタバタしている私が移動中に買い物をする場合に利用するサービスは、AmazonやLOHACO。その理由は好みのものが見つかりやすく、何よりすぐ届くからです。
皆さんも既に利用されているかと思いますが、Amazonは、専用アプリ「Prime Now」から注文すると、注文から最短で1時間で配達するサービスを2年前から開始しています。(対象は東京23区限定)
LOHACOは、アスクル株式会社の個人向けECサイトで、小刻みな時間指定により効率良く商品を受け取ることができる新サービス「Happy On Time」を昨年夏から一部地域で開始しています。
また、先日のニュースで、関東地方を中心に日本の主要都市で株式会社ドン・キホーテが最短58分以内の配達サービス「majica Premium Now」の提供を開始するとの発表がありました。
注文から商品到着まで1時間を切るという、Amazonのサービスに対抗するようなサービス内容に驚きました。その他のサイトでも、同様にスピード配送への取り組みは行われているようです。
都内に住む私たちは、注文した数日後には大抵の荷物が届くという、恵まれた環境であるにも関わらず、全く急いでいないものでも無意識的に最短での配送を選びがちです。現に、大雪など天候の悪化で指定時間に配送ができず、到着が大幅に遅れたことがニュースになってしまう程に、物が指定した通りに正確に届けられることに慣れています。
その一方で、海外の配送事情に目を向けて見ると、アメリカやイギリスのAmazonでは、2015年からFREE-No Rush (急がなくていい便)を選択すると、バウチャーがもらえるシステムが始まっているようです。サービスについては、いろいろな意見がありますが、ゆっくりでいいから安くものを買いたいと思うユーザには評価されているようです。
購入者の配送のスピードへの要求レベルは高くなり、それに伴い、配送業者の負担が増える中、スピード以外でユーザーをハッピーにするアイディアが求められているのではないでしょうか?
ルグランでは、顧客をハッピーにするユーザーエクスペリエンスを、ワークショップなどを通じて一緒に考えていきます。ご興味がある方は、是非ご相談ください。