2017.07.13 | ビッグデータ

皆さんこんにちは。
ルグランインターンの外園賢太です。

早いもので今年、2017年も折り返し地点を過ぎました。
先月末の6月30日はちょうどその折り返し地点だった訳ですが、何の日であったか覚えていますか?

プレミアムフライデー
今年2月から始まり、前回で5回目を迎えたこの施策。
「参加企業が少ない」「時間的・物理的に実施が難しい」など多くの課題点を指摘されながら始まった訳ですが、消費者の実際の声はどうなっているのでしょうか。
また、そのデータから一体どういったことが読み取れるのか?
今回も「クチコミ@係長」の助けを借りてクチコミデータの観点から考えていきたいと思います。

評判は?
第1回から第5回まで、前後を含めた期間(2017/02/21~2017/07/03)において、「プレミアムフライデー」というキーワードでサーチ。
まずは結果を見てみましょう。

ソーシャルメディア上に投稿されたクチコミのうち、明らかな感情を表したツイートの中ではネガティブな感情よりもポジティブな感情の方が多く見られました。
懸念も多いこの施策ですが、肯定的な人は多いようです。

ではどのような人がポジティブな考えを持っているのでしょうか。
様々な切り口から見ていきましょう。

実施回別

同じく「プレミアムフライデー」というキーワードで、各実施日の前後3日間を期間として
データを抽出しました。
第4回までは右肩下がりでしたが、第5回で大きく持ち直すことができています。
このデータからは、それぞれ回毎に行われたであろう戦略がうまくいったのかどうか、また参加企業の影響力の大きさなどを読み取ることができますね。

男女別

これはデータを男女別で分けたとき、それぞれのデータの中からポジティブなクチコミを抽出した割合をグラフにしたものです。
見ると、男性よりも女性の方がこの施策に比較的満足していることがわかります。
女性のプレミアムフライデーでの行動履歴に、施策改善のヒントが隠れていそうですね。

年代別

今度は年代別で考えてみます。
40代・50代はこの施策に良い印象を受ける傾向にある一方、20代・60代にはあまり良い印象を与えられていないことがわかります。
プレミアムフライデーを良い意味で浸透させていくために、20代や60代というターゲットにマーケティング施策等を検討する必要があるかもしれません。

地域別

地方別に見ると、ポジティブな意見が近畿では多いのに対して、東北や中国、九州沖縄では伸び悩んでいます。
各地方特有の文化や各地企業を深く見ていくと、成功・失敗要因が見えてきそうなデータです。

まとめ
クチコミデータのようなビッグデータを、例えば性別や年代など、様々な切り口で検証することによってマーケティング戦略を考える上で重要な決定指標を得ることができます。

ルグランでは、クチコミデータだけでなく様々なデータを分析し、クライアントがビジネスゴールを達成するために最適なマーケティング戦略を立案・実施につなげるお手伝いをしています。ご興味のある方は是非、お問い合わせください。



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