2018.02.08 | UX

皆さまは漫画喫茶を利用したことはありますでしょうか。

漫画を読んだり、映画を鑑賞したりと、1人でも複数人でも楽しめる場となっています。一方、漫画喫茶はネットカフェと同義で使われることが多いことから、一時期言われていた「ネットカフェ難民」というワードとリンクし、男性が多い、暗くて不潔、というイメージがあり、女性だけでは行きづらいと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。


本ブログでは、上述したイメージを払拭する、新しいスタイルの漫画喫茶について解説していきます。


池袋・渋谷に店舗を置く「Hailey’5 cafe (ハイリーファイブカフェ、以下ハイリー)」。池袋店が1号店で、渋谷店は去年の夏にオープンしました。
”カフェ”とついておりますが、実際は漫画や映画、インターネットを楽しむことができる、いわゆる漫画喫茶となっています。
それもそのはずで、手がけるのは首都圏を中心に48店舗を展開している「漫画喫茶ゲラゲラ(以下ゲラゲラ)」を運営する株式会社ソーエキサイト。
同社によると、ゲラゲラは9割が男性で40代が中心であったが、新規展開のハイリーにおいては、利用者の53%が若年層の女性が占め、カップルでの来店がほぼ半数になったとのこと。20代男性の筆者ですが、弊社から歩いて数分の渋谷店に、足を運んでみました。

◆ 清潔と安全性
まず驚いたのが、店内の清潔感です。既存の漫画喫茶は何度も利用したことがあるのですが、ハイリーは本当におしゃれカフェのようで、店内も明るく、群を抜いて清潔感がありました。タバコを吸わない私には全面禁煙(喫煙スペースはあり)も嬉しい要素。
部屋は全てオートロックの個室となっており、ホテルのように、受付でICカードを渡され、部屋へ向かいます。普通の漫画喫茶は鍵がないので、オートロックだと物を盗られる心配もなく、とても安心して過ごすことができました(特に女性は安心するのではと思います)。
加えて、防音仕様なので、周りの音も一切聞こえず、リラックスして漫画等を楽しむことができます。


◆ コワーキングスペースという使い方も
ハイリーは、18歳以上限定という体制を取っています。また、1時間500円から借りることができ、別途料金が必要ですがシャワーも利用することができます。
これにより、ビジネスマンのワークスペースとしての利用も十分ありだと感じました。街のカフェだとどうしても周りを気にしなければならないので、1人で集中して仕事をしたい場合の利用等にも適していると思います。


◆ 人に寄り添うサービス
既存の漫画喫茶に対し、女性が不満や障害と感じていた点を、一つ一つ改善し、新たなエクスペリエンスを提供することにより、結果として、女性の利用が増加したのだと、実際に店舗を利用することで感じることができました。

ルグランでは、一人一人の感情や思考に寄り添うUX設計をお手伝いしております。UXに関してお困りの方は是非ご相談ください。


[参考]
日経トレンディネット



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