2019.07.24 | ビッグデータ

7月21日(日)に投票が行われ、史上2番目の低投票率となった第25回参院選。これまで複数回にわたって分析してきた今回の参院選の総括として、投票結果をクチコミ@係長を使って分析していきたいと思います。

上図は各政党について、選挙期間中(7/4~7/21)に行われた、ブログ・2ちゃんねる・Twitterなどソーシャルメディア全体の書き込みのうち、ポジティブなクチコミの政党別シェア(注)と実際の選挙結果の得票率(比例代表)を比較したものです。
(注)各政党に関連するポジティブなクチコミ数を算出し、全体のクチコミ数に占める割合をクチコミシェアとして出しています

 

各政党を比較すると、一部異なる部分もありますが、おおよそクチコミシェアと得票率に一定の相関性が見られることが分かります。

得票率と比較してソーシャルメディア上でのポジティブなクチコミのシェアが極端に高かった、れいわ新選組とNHKから国民を守る党ですが、ポジティブクチコミ件数自体も、それぞれ81,848件と39,529件と、132,453件の自民党に次いで2-3番目に高い数値となっています。

ちなみに、れいわとN国はそれぞれ比例代表で2議席と1議席を獲得しており、ソーシャルメディア上でのポジティブなクチコミ約4万件につき1議席を獲得したことになります。

一方で、立民・公明・共産は、クチコミシェアに対して得票率が高くなっていますが、こうした政党には、固定的な支持基盤があるので、ソーシャルメディア上ではあまり話題になっていなくても、一定の得票を獲得できていると考えられます。

同じく日本維新の会もクチコミ比率に対して得票率が高くなっています。他の主要政党と比べると、比較的若い政党ではあるものの、今回の参院選の結果を振り返ると、確固たる支持基盤に支えられる政党に成長したということが言えそうです。

一方、れいわやN国はクチコミのシェアが高く、いわゆる「無党派層」と呼ばれるような人達を中心に支持を伸ばしたことで、比例区では議席を確保したものの、固定的な支持基盤や選挙組織をもたないので、選挙区や地方で議席を獲得することが難しかったと推察されます。

 

次に各政党の支持層を年代別に見ていきたいと思います。

上図は選挙期間中(7/4~7/21)に、Twitter上で各政党についてツイートしたユーザーを各政党の支持層(年代別)として算出しています。

グラフを見ていくと、特に、N国は若い年齢層の割合が高いという特徴がみられます。様々な意味で印象に残る政見放送はSNS上でも話題になりましたが、立花孝志代表は、自らもYouTuberとして、積極的にライブ放送や動画投稿を行い、ソーシャルメディアを上手く活用したことで、若い人々からの支持を得たのではないかと思われます。

 

ルグランでは、消費者理解・顧客理解の有用なツールとして、クチコミ@係長を使い、ソーシャルデータを分析し、そこから、最適なUXをデザインにつなげていくという活動を行っていますので、ご興味のある方は是非お気軽にお問い合わせ下さい。ソーシャルデータを活用したペルソナ設計〜UXデザインの事例など、ご案内させて頂きます。



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