2019.09.25 | イベント

先日開催された株式会社レッジが主催する「AI TALK NIGHT」のパネルディスカッションに、弊社CTOの佐藤が登壇しました。

ディスカッションのテーマは『AI活用のためのデータはどう調達すべきか? ~鍵はオルタナデータの活用と新規データ収集~』。果たしてどのようなディスカッションが繰り広げられたのか、その時の様子をレポートしていきたいと思います。

まず、本セミナーのパネルディスカッションについては、気象ビッグデータを活用したファッションテックサービス『TNQL』の開発を担う弊社CTOの佐藤 哲也と、富士通クラウドテクノロジーズ株式会社の加藤 大己氏、株式会社FUTURE VALUES INTELLIGENCE代表取締役社長の 萩原 静厳氏、株式会社KICONIA WORKS 代表取締役社長の 書上 拓郎氏の計4名をスピーカーとし、株式会社レッジの飯野 希氏がモデレーターという形で開催されました。

上述しましたが、今回のテーマは『AI活用のためのデータはどう調達すべきか? ~鍵はオルタナデータの活用と新規データ収集~』。データやAIに関するプロフェッショナル達が一堂に会して議論する内容ということもあってか、当日は100名を超える参加者が集まり、セミナー開始前から大変賑わいを見せておりました。

まずは佐藤から、既存のデータの延長線上からは想像できないような、今まで誰も使っていない、予想されていないデータである「クレイジーデータ」という考え方を提唱。今はセンサー社会で色々なところにデータが眠っており、例えば、エアコンは室内・室外の気温のデータを常に取り続けていたりするので、このような誰もフォーカスしていないようなデータについて考えたり、アイディアの基にすることが今後必要になってくるのではとのこと。因みに、クレイジーデータは佐藤自身が作った言葉となります。
これに対し、参加者から多くの質問が来たり、萩原氏はこのような言葉を広めていった方がいいとコメントしたりと、「クレイジーデータ」に対する反応は大変大きかった印象でした。
次に、AI開発などのプロジェクトを進める上で、エンジニアサイドとビジネスサイドの間にはどのようなマインドが必要なのか、という議論に移りました。そこでは、登壇者の具体的な経験談を交えながら、やはり役職やポジション関係なく意見を言い合える関係性・信頼が重要なのではないか、といった議論が繰り広げられました。
また、データの調達方法について自社でどのように行っているか問われた佐藤は、ルグランのファッションテックサービスである「TNQL」にて、民間気象情報会社の株式会社ハレックスから天候データを購入していると回答し、さらに、天候データを用いたことでわかった面白い事例として、百貨店の売上データから、雨が三日続いた日の次の日が晴れであった場合は、売上が上がる傾向にあることを紹介していました。

最後に、調達したデータをどのように活用するか、という議題で佐藤は、自分の周りにあり、且つ、活用されていないが活用する価値があると思われるデータを検証しながら、高速にトライアルすることが重要で、発想をフレッシュにして、データ自体を見返すことが必要である、と熱く語っておりました。

ルグランでは、自社データにおけるビジネス活用や気象データの活用などについて、様々なお手伝いをしております。
もしご興味がありましたら、お気軽にお問い合わせください。



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