2020.06.04 | コラム

全都道府県で緊急事態宣言が解除され、長く続いたコロナウイルスによる動揺にも終焉の兆しが見え始めています。しかし政府が「新しい生活様式」を提案しているように、今後も消費者を取り巻く状況はこれまでとは異なるため、企業は引き続き、変化した市場への対応が求められているのではないでしょうか。

そこで今回は、Stayhome期間で一変した市場に臨機応変に対応した事例として、クリエイティブなコミュニケーション施策を3つご紹介します。

■すみだ水族館 チンアナゴ顔見せ祭り

すみだ水族館はコロナウイルス感染拡大防止のため3月1日より臨時休館していました。そのため、普段は大勢の人に慣れていたチンアナゴたちでしたが、人を忘れてしまい、スタッフが通りがかっても、砂にもぐってしまうことが多くなり、様子確認が難しくなってしまったようです。
そこですみだ水族館では、「緊急開催!チンアナゴ顔見せ祭り!」と題し、ゴールデンウィークの3日間限定で、Facetimeを使ってチンアナゴの実況中継をし、チンアナゴが再び人に慣れるようなコミュニケーション施策を実施しました。
<参考>
すみだ水族館 緊急開催!チンアナゴ顔見せ祭り!

水族館側にとってもメリットがありつつ、おうちにいる消費者に楽しんでもらえるという点でとてもクリエイティブな施策だと思いました。

■Zoom壁紙

Stayhome期間でオンラインでのビデオ会議が増えたことで、Zoomの壁紙でオリジナリティを出して楽しむ人々が増えていますね。ディズニーやスタジオジブリなどの公式TwitterやHPで、人気の映画作品のキャッチーなシーンを切り取った背景がTwitterなどで無料で配布されています。
<参考>
Disney 公式によるツイート
スタジオジブリHP

壁紙を通し社員同士のコミュニケーションの活性化という効果も期待でき、企業にとっても作品を知らない人に新たに見てもらうきっかけづくりができるという点で、面白いアイデアだと思いました。

■さきめし

コロナウイルス感染拡大防止のため、営業中止や営業時間の短縮に追われている飲食店業界。そんな飲食店業界のサポートをするために立ち上がったサービスが「さきめし」です。

仕組みはシンプルで、お店とメニューを選び、自分宛に食事をご馳走。未来の来店を約束し、先払いします。これにより実際の客足が少ない期間でも、お店に売り上げが入る仕組みになっています。<参考>さきめし

元々は自分ではない誰かにご馳走するためのサービスでしたが、「自分にご馳走する」という発想の転換で飲食店業界を救う点が非常にクリエイティブだと思いました。

以上3社は、Stayhome期間だからこそできるクリエイティブな工夫で、消費者とのコミュニケーションを活性化し、企業のイメージを向上させることができたと考えます。ルグランでも自社サービスのTNQLにて、Stayhome期間限定のメッセージや、インスタグラムにてぬりえを発信し、Stayhome期間だからこそできるコミュニケーション施策を実施しています。

ルグランは企業様のクリエイティブなマーケティング施策をお手伝いします。ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。



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