2021.08.04 | コラム

さまざまな意見の中、スタートしたオリンピック。早くも終盤を迎えていますが、毎日猛暑が続く中で頑張っている選手たちの活躍は、国やメダルに関係なく応援したくなりますね。

パラリンピックが開催される8月の終わりから9月にかけても、まだまだ暑さは続きそうです。

8月に入りワクチン接種率は高まってきたものの、コロナウィルス感染拡大の収まる気配も感じられないまま、マスクのはずせない暑い日々が続くことになりそうです。

そうなるとやはり、まだまだ熱中症対策も忘れてはなりません。

例年の熱中症対策に加えて、今年はコロナウィルス感染対策としてのマスクも欠かせません。コロナ感染症対策と熱中症対策の両方を意識した生活を心掛けて、まだまだ続く暑い夏を健康に乗り切りましょう!

厚生労働省からは ”「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント“ が発表されています。
 ポイントは4つ。

  • マスクの着用について。

マスクは飛沫の拡散予防に少なからず有効ということは周知の事実ですが、「新しい生活様式」において基本的な感染対策としても定着しました。

しかしこの季節、屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合、熱中症を防ぐためにマスクをはずすことが推奨されていますが、あまり定着していないかも知れませんね。

マスク着用時は、皮膚からの熱が逃げにくくなったり、気づかないうちに脱水になるなど、体温調節がしづらくなることが考えられます。着用時には強い負荷の作業や運動は避け、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給を心がけましょう。

利尿作用のあるカフェインやアルコールを含まない飲料で、1日1.2リットル程度の補給が目安です。のどが渇いたと感じる前に、こまめに少しずつ水分補給する習慣を付けましょう。

  • エアコンの使用について

熱中症予防のためには上手にエアコンを使用してください。ただし、一般的な家庭用エアコンは、空気を循環させるだけで換気は行っていません。換気が重要とされる新型コロナウイルス対策のためには、冷房時でも換気を心掛ける必要があります。

窓とドアなど、なるべく離れた対角線上の2カ所以上を開放することがポイントです。難しい場合は、換気扇やサーキュレーター、扇風機などを上手に利用して空気の流れを作りましょう。

エアコンを付けたまま窓を開けることに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、5~10分程度の換気であれば、一度消して入れ直すよりも、付けたままにしておいた方が電気代はかからないようです。

換気後は室温が高くなりがちですので、こまめにエアコンの温度を再設定して涼しさを保ちましょう。

  • 涼しい場所への移動について

少しでも体調に異変を感じたら、速やかに涼しい場所に移動しましょう。密を避けるために屋内の店舗等にすぐに入れない時は、屋外でも日陰や風通しの良い涼しい場所に移動してください。

  • 日頃の健康管理について

「新しい生活様式」では、毎朝など、定時の体温測定、健康チェックが推奨されています。なかなか習慣にするのは難しいと思われるかも知れませんが、平熱を知っておくことは、発熱に早く気づけることにもつながります。

これはコロナウイルス感染発見においても、熱中症の予防においても有効です。日ごろからご自身の体を知っておくことは重要です。

また、体調が悪いと感じた時は外出を控え、無理せず自宅で静養するようにしてください。

*詳しくはこちらのページをご覧ください。
「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント
“熱中症予防×コロナ感染防止で「新しい生活様式」を健康に!”(作成:環境省・厚生労働省)

 

熱中症の死亡者の数は気温が30℃を超える辺りから増加し、35℃を超えるような猛暑日には特に注意が必要です。若い世代では夏休みなどで屋外の活動も多いからか、運動中・作業中の発生率が高く、高齢者では屋内での発生率、公共施設や特に自宅での発生率が非常に高いです。

「新しい生活様式」においては、今までの熱中症対策に加え、室内で過ごす場合は効率よく換気をすることも求められます。

定期的に時間を決めて、1時間に1~2回、5分程度の換気をするというのも一つの方法ですが、実際の生活の中では忘れてしまいがちで、なかなか難しいところもあるかも知れません。空気は目に見えないので、本当に空気が入れ替わっているかどうかも、確信が持てないということもあるでしょう。

昨年あたりから、コロナ禍において新たに注目されてきた方法として、二酸化炭素の濃度をセンサーで測定して数値化し、換気状態を可視化するという方法もあります。これですと換気状況の善し悪しが一目瞭然ですから、誰もが簡単に換気が必要なタイミングを知ることができ、効率よく換気を行うことができるようになります。

「新しい生活様式」においては、温度計・湿度計と同じように、健康に毎日を過ごすための必需品となっていくかも知れませんね。

ご高齢の方のなかにはエアコンを嫌う方もいらっしゃるようですが、必要に応じて便利な道具を上手に利用して、猛暑にも負けない元気な毎日を過ごしましょう!

弊社でも、二酸化炭素の濃度をセンサーで測定して数値化するシステムを利用した、店舗・施設向けサービス【seeO2now】を取り扱っておりますので、ご興味のある方は是非こちらもご覧ください。



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