ルグランでインターンをしている大学院生、篠崎巧真です。
今夏、バンコクで開催されたワークショップに参加しました。その際に体感した、タイのお天気事情をご紹介いたします。(体験談はサンプル数1の主観でしかありませんので、その点をご了承ください。)
バンコクの天候
タイは熱帯モンスーン気候で、乾期と暑期、雨期があります。私は今回、9月にバンコクへ行ったので、雨期に当たります。雨期には毎日1~2時間ほどの激しいスコールが降ります。もちろん、降らないときもありますけどね。
上の画像のように、激しいスコールが降ると、街は冠水します。排水能力が対応できていないらしく、高架下などで雨が止むまで待機しているバイクがあちらこちらに見られました。
空港に到着してタクシーでホテルに向かう際に、激しい雨が降ってきて「こ、これがあのスコールってやつ?!」とテンションが上がりました。高架の高速道路から雨水が大量に垂れ流れている様子はまるで都市にあるジャングルで、映画の世界にいる様でした。写真がないのが残念です。
滞在中は、昼間は晴れて暑く、30℃近くまで気温が上がります。左上の写真のように、昼の3時でも晴れています。しかし、右上の写真のように、少し遠くの空は分厚い雲が覆っており、日が暮れる前ぐらいに雨が降り出します(上記写真は別日)。
スコールが特徴であるタイの雨期ということで、なにか面白い設備はないのかなと街を散策したところ、1つ特徴を発見しました。それは左上の写真のように、大きなシェードがついているお店が多いことです。シェードは骨組みがあるものではなく、巻取り式で上げ下ろしをするタイプというものが印象的でした。雨には素早さが重要ということだと思われます。屋台ではビニールが付いているところが多いようです。日本でも常設の屋台では付いているところもありますが、日本の場合、雨や防風だけでなく、寒さ対策も設置の理由だと考えられます。右上の写真はINDY Marketというナイトマーケットの17時前ぐらいの様子です。ここでは、急な雨に対応するため、というのが設置の理由でしょう。
タイの方にインタビュー
私が滞在したホテルのスタッフにお天気についてインタビューをしました。忙しい中、対応して頂きありがとうございます。
Q.雨がすごく降りますが、傘は持ち歩くようにしていますか?
A.持ち歩かないです。鞄が小さいから入らないしね。もし帰るときに雨が降っていたら、ホテルの傘を使います。そして、出勤の時にまた持ってきます。サービスマンで持ち歩く人はあまり多くないと思います。サラリーマンは持っている人多いかも、日傘としても使うしね。
(サービスマンというのは、恐らくアルバイトのことだと思います。彼女の雇用形態は不明なので、あくまで想像になります。)
Q.カッパは?
A.カッパを使う人はあまりいないです。バイクのライダーは使っている人多いけど。
Q.雨が降ったら遅刻しそうですが、前もって早めに出たりしているのですか?
A.30分ほど遅刻するぐらいならば、平気です。多くの経営者は理解があります。
Q.乾期と雨期どちらが好き?
A.乾期です。暑いけど、雨よりはマシです。暑い時は45℃とかになるけど。
スコールが激しいと、冠水もして傘の意味がなくなるので、傘を持ち歩かない可能性はあるのだと思います。さらに、働き方によっても、傘の有無は理解できます。移動が多い職業の場合、傘を持つこともあるのだろうと思いますが、彼女の場合、ホテル内にいることが多いため、傘を持ち歩く必要はないのだろうと思います。
カッパに関しても、蒸し暑く、毎回乾かすのが面倒なので、持ち歩くはずがないですよね。バイク乗り以外で着ている人は見たことがないです。
スコールが降る時間は前日の降った時間と同じことがほとんどだそうです。なので、それを想定して早めに出る人もいるのだろうと思います。もちろん、急に降り出すことや、冠水して移動ができないことがあるので、理解をしてくれる経営者が多いのでしょう。
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【参照元(参照日2022/9/27)】
タイの天気について→ タイ国政府観光庁