2023.08.28 | コラム

新型コロナによる脅威が薄れ、久しぶりに各地で花火大会が開催されましたね。私自身は、今年は花火大会に行くことはかないませんでしたが、SNSで花火の投稿をたくさん見ることができました。花火大会が開催される当日の天気を選ぶことはかないませんが、実は花火の鑑賞には適した天気が存在します。それは、晴れて湿気が少なく乾燥した日で、風速が2~5mくらいのほどよい風が吹いているときが良いと言われています。

雲がかかった夜空よりも、よく晴れた夜空の方が、花火がキレイに見えるのは言わずもがなですが、花火の見えやすさには湿度もかかわってきます。湿度が高い状況では、花火の煙が会場一帯にこもってしまい花火が隠れてしまう可能性が高くなります。上空の湿度が低ければ、花火の煙はすぐに高いところまで上がっていきます。しかし、湿度が高い場合には花火で出た煙がすぐには高いところまで上がっていかず、いつまでも付近を漂います。結果、煙が多く出るような印象となるのです。

打ち上げ花火

また、無風状態でも湿度が高い時と同じく、花火の煙が会場一帯にこもってしまい、花火が隠れてしまうことがあります。一方で、風速が6mを超えてくると、風で花火が横に流れてしまう可能性が高まるので、風が強すぎるのもよくありません。ですので、無風でも強風でもない風速2~5mのほどよい風がちょうどよいのです。ただし、鑑賞ポイントは花火の打ち上げ地点に対して「風上」側を選択してください。「風下」で観ていると、花火の煙が風によって運ばれてきていしまい、花火が隠れてしまうリスクがあります。最近の天気予報では、ピンポイントで風向きや風の強さを確認できるようになっているため、どの方面が風上になるのかアタリをつけて鑑賞ポイントを探すのが良いでしょう。

花火といえば夏の風物詩ですが、湿度が高く、雨や台風などのリスクが多い夏は、意外と最適な花火の鑑賞には障害が多いのかもしれません。雨天や強風などで花火大会そのものの中止が懸念されたりする状況もあります。花火大会は屋外の行事ですので、天候に左右されることは仕方がありませんが、開催されるかどうかについては、雨より風が重視されているようです。地域によって多少の違いはあるようですが、東京都は花火大会の開催の可否について、『暴風警報が発令されているとき、または、地上風速7m以上の強風が10分間以上継続して吹くことによって安全な消費が行われないと判断されれば、煙火(花火)の消費を中断又は中止する』と定めています。出掛ける前に天気予報を確認し、会場付近に風速7m以上の強風が長く続きそうであれば、中止の可能性も考慮し、主催者側のホームページ等を確認するようにしましょう。

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