ルグランが開発・提供している気象連動型広告配信ツール「weathermarketing.net®」は、これまでに、リアルな店舗や施設の集客、ECサイトの売上アップなど様々な業種・業態のクライアント様に採用を頂いております。
一方で、お天気にあわせてインターネット広告を配信するという仕組は、弊社が特許を取得した新しい仕組みでもあるため、「どういうことができるのか?」「どういう仕組みで配信されるのか?」といったご質問を頂くことも少なくありません。
そこで今回はweathermarketing.netについてもっと皆様に知っていただきたく、改めてその機能や仕組みについてまとめてみましたので、ぜひご参考にして頂ければと思います。
weathermarketing.netとは
weathermarketing.netは、天気や気温などの気象情報に合わせて、最適な商品やサービスをレコメンドしたり、広告のメッセージを自動的に切り替えたりできる広告配信・管理ツールになります。
寒くなってきたから暖かいスープを飲みたくなったり、乾燥してきたから保湿クリームや加湿器の購入を検討したりした経験がある人も少なくないかと思います。我々は気象によって行動変容を起こしており、そのタイミングに適切なクリエイティブを表示することで、購買へとつなげることができるのです。
【weathermarketing.netの仕組み】
1時間ごとに更新される日本全国約37万地点の気象データにもとづき、ユーザーの所在地や店舗・施設の天気に合わせて、配信する広告の出し分けや、オン・オフを自動で管理することができます。
ユーザーの所在地の気象に合わせた配信
予め設定した配信エリアの中で、ユーザーの所在地の気象が条件に合致した時に配信を行うことができます。
具体的には、媒体側で設定した配信エリアの中で、一時間に一度、気象条件に合致したエリアが自動的に選択され、配信対象として選択します。たとえば、日本全国でいま雨が降っているエリアにいる人がインスタグラムに表れた場合だけ、レインシューズの広告を出すといったことが可能です。
所定の地点(店舗や施設)の気象に合わせた配信
こちらでは気象情報を取得する地点(店舗や施設)が既に決まっており、その地点が気象条件に合致した時にキャンペーンのステータスをオンに、合致しない時はステータスをオフに変更する制御を行います。
例えば、渋谷のセンター街にあるラーメン屋さんから半径2km以内を配信エリアとして、店舗の周辺で雨が降ったタイミングで広告を配信するという条件を設定した場合、店舗周辺で雨が降ってくると、そのキャンペーンのステータスが自動的にオンに変更され、例えば雨の日クーポンの広告を配信したりできる一方、雨が止むと配信を自動的に停止することができます。
【利用できる媒体】
- ・Google(検索/ディスプレイ/デマンドジェネレーション/P-MAX/ショッピング)
- ・YouTube
- ・Meta(Facebook/Instagram)
- ・Yahoo(ディスプレイ)
- ・Geologic
メジャーな広告媒体で気象に連動した広告配信が可能になります。
【気象条件】
- ・気温(24時間前~48時間先)
- ・降水量(24時間前~48時間先)
- ・湿度(現在~48時間先)
- ・風速(24時間前~48時間先)
- ・前日との気温差
- ・まとめ天気(今日~7日先)
- ・最高/最低気温(今日~7日先)
- ・降水確率(今日~7日先)
- ・花粉(1日後~6日先)
24時間前~48時間先の1時間ごとのデータや最大7日先までの1日ごとのデータを利用して、様々な気象パターンに応じた広告配信条件を設定することができます。
weathermarketing.netのメリット・デメリット
【メリット】
広告を配信したいタイミングを狙って自動配信することができる
気象によって売上が増減するタイミングを把握していても、広告を自動で出し分けることができず、手動でオン・オフを切り替えたり、諦めて常に配信を行うなんてことはしてきませんでしたか?
weathermarketing.netは気象条件にマッチしたタイミング・地域にのみを自動で選別して配信することができるため、余計なコストの発生を防ぐことができます。
ユーザーの行動変容に合わせた広告を配信できるため、クリック率・CV率が上昇する
天気や気温といった気象によって行動を起こそうと考えているユーザーへ、適切なタイミングで適切な商品・サービスのレコメンドを行うことで、クリック率・CV率の改善が見込めます。
なお、クリエイティブも天気に合わせることで更にパフォーマンスの向上につなげることができるため、気象と連動したクリエイティブをご準備頂くことを推奨しています。
主要な広告媒体で気象に連動した広告を配信できる
似たような気象連動広告配信ツールはいくつか存在しますが、そのほとんどは自社メディア内に広告を配信する場合でしか利用することができません。一方、weathermarketing.netでは、GoogleやMeta(Facebook/Instagram)、Yahooといった主要媒体で気象に連動した配信を行うことができるため、幅広いユーザーに気象と連動した配信を行うことができます。
【デメリット】
適切に運用するためには気象の知識が必要
良くも悪くも広告の配信タイミングは気象の出現頻度に影響されます。設定した気象条件が適切でないと効果が見えづらい結果や、全く配信が行われなかったということが起こる危険性があります。
気象連動広告を配信する際は、過去データや直近の気象データを加味した適切な気象条件の設定が必要になります。
weathermarketing.netをご利用いただくお客様には、必ず弊社から気象条件案やキャンペーン設計のご提案をさせていただき、モニタリングを行いつつ気象条件の見直しが必要な場合はフォローをさせていただきます。
まとめ
weathermarketing.netの仕組み、メリット・デメリット、weathermarketing.netだからできることなど基本的なポイントを紹介させていただきました。
天気に連動した広告配信に興味がある方や、自社のビジネスは天気と関連性がありそうだが、どんな気象条件が良いかお悩みの方はお気軽にご相談ください。
無料相談受付中
https://meetings.hubspot.com/legrand/wm
資料請求はこちらから
https://weathermarketing.net