前回ご好評いただきました「絶対に知っておきたい2024年のUIデザイントレンド」に続き、今回は2024年以降のUXデザインのトレンドについてご紹介します。
UXデザインとはユーザーを中心に据え、できるだけ使いやすくアクセス可能なデジタル製品とサービスを作ることです。近年、多くの企業が優れたユーザーエクスペリエンスを提供することの重要性に気付き、UXデザインがより一般的になっています。UXデザイナーは製品チームと協力してユーザー調査を行い、インターフェースを構築し、デジタル製品をテストし、ユーザーのニーズと期待に応えるよう構築していきます。
トレンド#1:AIの活用増加
最近のUXデザイナーは、ユーザーエクスペリエンスを効率化するためにチャットボットやバーチャルアシスタントなどのAIを活用しています。チャットボットとバーチャルアシスタントは、自然言語処理と機械学習を使用してユーザーの要求を理解し、カスタマイズされた返信を提供、これにより、ユーザーエンゲージメントが向上し、カスタマーサポートの手間の削減に繋がります。
プロトタイピングとユーザーテストもAIによって自動化されています。例えば、Uizardというアプリは、デザインモックアップすると、その内容を分析し、AIを使用してデザインのアイデアを提案してきます。
著作者:pikisuperstar/出典:Freepik
トレンド#2:より多くのパーソナライゼーション
UXのパーソナライゼーションはユーザーエクスペリエンスを向上させます。パーソナライゼーションは製品やサービスを個々のユーザーの要求に合わせてカスタマイズすることを含みます。デザイナーはユーザーエンゲージメント、満足度、そしてリテンションを向上させることができます。
尚、弊社でも、数年前に「スマートUX」というサービスを開発、提供しています。
スマートUXでは、あらゆるWebサイトにおいて、各コンテンツのPV数や離脱率、平均滞在時間、コンバージョン貢献など、Google Analyticsで取得可能なデータに応じて、コンテンツの並び順や表示の大きさなどを自動で最適化。来訪者一人ひとりに合わせたコンテンツを、スマートUXの実装で表示させることが可能です。
トレンド#3:AR/VRテクノロジー
AR(拡張現実)とVR(仮想現実)を使用することで、現実とデジタルの世界を組み合わせて、データを視覚的に現実世界と同様に知覚できるようになります。拡張現実は、いろいろなeコマースサイトで利用されています。例えば、IKEAはそのソフトウェアを使用して家具を視覚的に表現できるようにしています。これにより、店舗に行かずに自宅にいながら商品を選ぶことが可能になります。
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トレンド#4:アクセシビリティの向上
UXデザインは、障害を持つ人にデジタル製品とサービスをアクセス可能にする取り組みを行っています。これには、スクリーンリーダーや音声認識ソフトウェアなどの支援技術と連携するインターフェースの作成、今後はコンテンツを簡単に理解するためのナビゲーションが含まれるようになるとでしょう。
多くのデザイナーや企業が、アクセシビリティの重要性を認識し、UXデザインでアクセシビリティに焦点を当てています。Webコンテンツアクセシビリティガイドライン(WCAG)はアクセス可能なデジタル製品とサービスの構築を促進しています。
人口が高齢化するにつれて、視覚、聴覚、認知、身体の障害を持つ人が増加するでしょう。視覚的、音声的、認知的、身体的障害のある人向けのアクセス可能なデジタル製品とサービスが重要となります。
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