2024.06.12 | コラム

皆さんは明日の天気を知りたいとき、どんな行動をとりますか?

おそらくテレビやネット、アプリで天気予報を見ると思います。予定を立てる時や服装を決める時の参考になりますし、農業など天候に左右される仕事では更に重要になります。

今の天気予報は過去のデータ統計や観測機器・気象モデルの精度向上により約80%の確率で適中します。しかし、昔は現代のような天気予報はありませんでした。では、翌日の天気をどのように予想していたのでしょうか。その方法の1つである「観天望気」についてお話します。

観天望気とは「自然現象や動植物の様子を観察することで、当日もしくは翌日の天気を予想する」ことです。目視により判断するために長期的な天気の変化はわかりませんが、短期的な天気の変化には有用だともいわれています。皆さんも「ツバメが低く飛ぶと雨が降る」、「夕日が出ると次の日は晴れる」、「山に笠雲がかかっていると雨が降る」など聞いたことがあるのではないでしょうか。ここでは私が好きな観天望気について2つほどご紹介します。

飛行機雲がすぐに消えると晴れ

飛行機雲がすぐに消えると晴れになる確率が高いとされています。飛行機雲は飛行機から排出された排気ガスのなかにある水蒸気が冷やされて氷の粒になったものです。上空の気温が低く、湿度が高いときには飛行機雲はすぐに消えずに残ります。つまり雨が降る確率が高まるということです。逆に飛行機雲がすぐに消える場合は上空が乾燥している根拠となり、晴れ間が続くだろうと予想ができます。

飛行機雲

遠くの音がよく聞こえる

遠くの音がよく聞こえる時は雨が降るといわれています。これは音の性質によるもので、「湿度が高いと遠くまで聞こえる」、「温度が高い方から低い方へ伝わる」といったものです。晴れの日は地表に近いほど気温が高く上空ほど気温は低くなっていくため、地表付近の音は上空に向かって曲げられ遠くまで伝わりにくくなります。一方、低気圧が近づいて雲の上の方に暖かい空気がやってくると上空に向かった音が地表に戻ってくることがあり、遠くの音が聞こえるというわけです。遠くの鐘の音、普段は聞こえない電車の音が聞こえる時はもうすぐ雨が降ると予測してみてください。

今回は観天望気についてご紹介しました。中には言い伝えも含まれておりますが、現在の科学でも証明されている予報もあります。自然を見ると、色々な関係が見つかってきます。そういったことを何百年、何千年とやっていて、それに日本の人口を掛け算してみるともう想像がつかないですよね。何億、何十億人という人たちによる検証があり、それによって培われていると考えると現代でいうビックデータともいえますよね(笑)。

皆さんも是非身近な出来事から自分でお天気予測してみてはいかがでしょうか。

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