9月2日に迫ったWeather Driven Marketing Summit(WDMS)の事前レポートVol.3の今回は、株式会社三越伊勢丹ホールディングスのチームオフィサー室 事業企画推進ディビジョン長 菅沼 武氏にお話を伺ってきました。
■ルグランとの出会いであるアクセラレータープログラム
今、大企業とベンチャー企業をつなぎ、新たなビジネスやサービスを共同で開発していくアクセラレータープログラムが注目を集めています。三越伊勢丹ホールディングスさまも独自にアクセラレータープログラムを実施しており、弊社がそのプログラムに参加したことが、出会いのきっかけです。当日は、なぜTNQLが採択されたのか、気象データを活用してどのようなことを実現していこうと考えているのか、などをお話しいただきます。
■百貨店にデータ活用は欠かせない
小売事業を行う上で、データの活用は欠かせません。百貨店ともなると、1日の売上金額も大きいため、来店数や購買行動に影響を及ぼす気象データはとても大切です。例えば、ある特定の商品はある気象条件になると売り上げに正/負の相関が出てくる、数日ぶりの晴れの日は来店数が増える、来店に影響を及ぼす降水量の閾値などがデータを活用することで見えてきます。
そうすると、事前にある程度の予測ができるため、具体的な施策を打つことが可能になってきます。これまでは経験則で言われてきていることも、データとして証明されてくると、販促活動の幅が広がってきます。人が関わっている小売事業の多くは、まだまだ勘と経験で施策を実施している場面が多くあります。一方で、日々多くのお客様が訪れる百貨店は、日々新しいデータが蓄積していくため、そのデータを活用していくことで新たな発見ができます。
データドリブンマーケティングの必要性が叫ばれている中で、データの利活用をしていくことが特に重要な小売事業。テクノロジーの進化によって、データの収集〜利活用までの幅が広がっている現代において、百貨店/小売事業におけるデータドリブンマーケティングはさらに重要性が増してくると考えられます。
当日は、百貨店として、どのようにデータの利活用を進めていくのか、気象データの活用の可能性など、小売事業とデータの利活用などについてもお話していただきます。当日は弊社代表の泉との対談形式となります。データドリブンマーケティング会社として、百貨店が考えるデータの利活用についてたくさんお話をお伺いしたいと思います!マーケティング全般や小売事業、航空事業など幅広い事業における、気象データの利活用のお話を同時に聞ける滅多にない機会となっております。この機会にぜひご参加ください!